新潟初中の処遇改善を

「県民の会」と学校理事会 県と市に要請


 「朝鮮学校を支援する新潟県民の会」(多賀秀敏会長)と新潟朝鮮初中級学校(新潟市、李辰和校長)の理事会は11月23日、新潟県と新潟市に対し、新潟初中に対する処遇改善を求める要請を合同で行った。

 要請には「県民の会」から4人と新潟初中の関係者2人が出向き、平山征夫県知事、長谷川義明市長あての要請書を県と市の各総務部長にそれぞれ提出した。

 要請書は、内外のたび重なる是正勧告にもかかわらず朝鮮学校卒業生の資格や朝鮮学校への公的助成における差別状況を改善するための適切な措置が講じられていないと指摘した。そして、県や市が朝鮮学校を「一条校」に準ずる学校として認め、日本の学校並の教育環境整備と教育費助成により、保護者が安心して子どもたちに教育を受けさせることができるよう具体的な処遇改善措置を要請。県に対しては◇「経常費補助金」の大幅引き上げ◇教育環境整備等補助金の支給、市に対しては◇「運営費補助金」の大幅引き上げ◇教育設備、教材教具に対する補助金の支給◇保護者補助金の支給、さらに双方に対して◇教職員研究費補助金の支給◇卒業生への卒業資格付与――を求めた。

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