留学同北陸支部結成

　福井、石川、富山の北陸３県を網羅する留学同北陸支部結成の集いが１１月１７日、総聯石川県本部で行われ、８人の同胞学生らが参加した。この地域では６０、７０年代、金沢大学を中心に留学同北信越連絡本部が活動をしていたが、その後は休眠状態にあった。今回の支部結成は今年５月、金沢大学工学部に通う崔祥恵さん（４回生、京都朝高卒）の呼びかけで、金沢近辺の日本の大学、短大、専門学校に通う同胞学生約１０人で食事会を始めたのがきっかけ。７月に結成準備委員会を設け、「同胞学生探し」に着手、当初の４倍に当たる学生を把握するに至ったという。

　結成の集いでは、崔さんを委員長に、６人の委員が選出されたほか、今後の活動方針などについて討議された。崔委員長は「各地の活動を参考にしながら、北陸の実情に沿った独自性ある活動を行っていきたい」と抱負を述べていた。集いの後、焼肉店で祝賀宴が催された。

第２８回在日本朝鮮人卓球選手権

団体優勝は男子兵庫、女子大阪

　第２８回在日本朝鮮人卓球選手権大会が１１月１７、１８の両日、長野県松本市の本郷体育館で行われ、北海道、長野、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫、朝鮮大学校から７０余人の選手が出場した。

　競技は男女一般部門（団体戦と個人戦）とシニア部門（個人戦）別に予選リーグ戦と決勝トーナメント方式で行われた。男子団体は、総聯兵庫が大会８連覇をめざす総聯東京を下し優勝、女子団体は総聯大阪ㄱが優勝した。個人部門の優勝は男子が金載鉉（東京）、女子が金民子（大阪）、シニアが金泰珍（男子）。

　長野県は１９９１年、第４１回世界卓球選手権大会の女子団体戦で優勝した北南統一チーム　「コリア」の合同練習が初めて行われた場所だ。１８日にはその１０周年を記念し、在日本朝鮮人卓球協会と松本市卓球協会とが親善試合を行った。また、１７日には宴会が行われ山口わか子・衆院議員（社民党）、松本文夫・朝鮮の自主的平和統一を支持する日朝松本市民の会会長らが参加した。団体戦の成績は次の通り。【男子】�@総聯兵庫�A総聯東京�B総聯大阪、大阪朝高【女子】�@総聯大阪ㄱ�A総聯大阪A�B総聯京都

国連統一アピールに謝意

朝鮮水害対策委員会

　朝鮮水害対策委員会スポークスマンは３日、国連が１１月２６日に来年、朝鮮をはじめ世界１８カ国に約２５億ドル相当の協力を提供する必要があるとの統一アピールを発表したことについて次のような談話を発表した。

　アピールで国連は、今年、朝鮮で干ばつと洪水によって大きな被害を受けたにもかかわらず、政府の積極的な努力により穀物生産量が昨年に比べ１００余万トン増えたが、まだ最低穀物需要量に対し１４７万トンの食糧が足りないことに言及し、来年食糧６１万余トンを含め農業復旧、保健・医療など、各分野に約２億６０００万ドル相当の人道的協力提供を国際社会に呼び掛けた。

　国連が今回ふたたび、人道的協力の提供に関するアピールを発表したことは、朝鮮に対する国際社会の関心の表れであり、われわれはこれに感謝している。

　われわれは、国際社会が今回の統一アピールに積極的に呼応し、天災による被害をいやし、安定した生活をもたらすための朝鮮人民の努力に引き続き支持と支援を寄せてくれるものとの期待を表明する。（朝鮮通信）

全国電子・自動化工学部門科学技術発表会

　全国電子・自動化工学部門科学技術発表会が１１月２８、２９の両日、平壌の金策工業総合大学で開かれた。

　電子工学と自動操縦工学の各分科別に行われた発表会には、全国の科学研究・教育機関、工場、企業所の教員、研究士、技術者が参加、１００数１０件の研究成果資料が発表された。（朝鮮通信）

金策工業総合大学に２つの大学を新設

　平壌１１月２６日発朝鮮中央通信によると、朝鮮の科学技術人材育成の殿堂、金策工業総合大学に情報科学技術、機械科学技術の２つの大学(学部)が新設された。
（朝鮮通信）

アジアジュニア柔道で３つの金メダル獲得

　１１月２４、２５の両日、ベトナムのホーチミン市で行われた第２回アジアジュニア柔道選手権大会男子５５キロ級のキム・ギョンジン、女子４５キロ級のキム・ソングム、５２キロ級のキム・ランヒ選手がそれぞれ金メダルを獲得した。

　また男子７３キロ、女子４３キロ、５７キロ、６３キロ、７０キロ級でも銅メダルを獲得した。（朝鮮通信）

ベニンなどで平壌文化交流センター設立

  平壌１１月２３日発朝鮮中央通信によると、ベニン平壌文化交流センターが設立され、その集会が同国のコトヌーで行われた。集会では演説などが行われた後、センター責任者に国際トロコム広報センターのジュンチェメ・アフリカ総局長が選出された。

　また１４日には、トリニダードトバゴ平壌文化交流センターが設立された。（朝鮮通信）

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