総聯・朝銀への不当な強制捜索

朝鮮に対する挑戦、 中止せよ

平壌で市民集会、 各団体も抗議声明発表


 総聯に対する日本当局の弾圧行為に対し、朝鮮国内で引き続き抗議の声が高まっている。1日、平壌で市民集会が開かれたのをはじめ、朝鮮職業総同盟中央委員会と金日成社会主義青年同盟中央委員会がそれぞれ声明を発表。平壌滞在中の在日、在中など海外同胞も集会を開いた。(朝鮮通信)

 1日、人民文化宮殿で開かれた、総聯に対する日本反動の弾圧策動を断罪、糾弾する平壌市民集会には、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長、朝鮮社会民主党中央委員会の金永大委員長、祖国平和統一委員会の呉益済副委員長、平壌市人民委員会の梁万吉委員長をはじめとした政権機関と社会団体の幹部、市内各層の労働者と青年学生が参加した。

 集会では、朝鮮職業総同盟中央委員会の廉順吉委員長をはじめ青年学生、農業勤労者、女性の代表がそれぞれ演説した。

 廉委員長は11月29日、日本当局が数100人の検察・警察要員を動員して総聯中央および総聯東京都本部、西東京本部に対する強制捜索を行ったことについて許しがたい犯罪、総聯結成以来初の傲慢無礼で横暴無道な政治的弾圧策動だと指摘。現在、総聯組織と在日同胞はもちろん、全朝鮮人民の民族的な憤激と怒りを招いていると述べた。

 また9月末にも朝銀近畿本店をはじめとした13カ所、11月8日には朝銀本店が強制捜索を受け、前理事長をはじめとした職員4人が逮捕されていることについて言及し、こうした現実は、「日本反動が行った総聯中央に対する強制捜索策動が総聯と在日同胞に対する強盗的な挑発行為であり、計画的な政治的暴挙だということを示している」と強調した。

 さらに「われわれの憤激を招くのは、総聯に対する弾圧は結局、朝鮮民主主義人民共和国の尊厳ある自主権に対する乱暴な侵害であり厳重な冒とくとなるためだ」と指摘。日本が朝鮮人民に対して犯した過去の罪を清算しようとしないばかりかそれを合理化、正当化しており、反共和国騒ぎを展開していると主張した。

 そして、日本反動が総聯を「敵国組織」、在日同胞を「敵国民」とみなし、総聯中央をはじめとした総聯組織と機関に対する襲撃と強制捜索、総連活動家と在日同胞に対する監視活動を続けてきたことについて述べた。

 廉委員長は、日本反動は米国での襲撃事件を機に米国の対朝鮮敵視政策にいっそう追随しながら、朝鮮に対する対決と謀略策動を前例になく強化しており、これと同時期に総聯弾圧を行ったとして、「これは、今回の蛮行が計画的であり意図的な反共和国策動であることを如実に示している」と指摘した。

 そして、総聯に対する日本反動の弾圧策動を、総聯組織の破壊を狙った政治的犯罪行為、朝鮮に対する公然たる挑戦とみなし、民族的憎悪と憤激をもって断罪、糾弾した。

 また現在、総聯組織と在日同胞が日本反動の弾圧に対して抗議し立ち上がっていることに触れ、民族的尊厳と民主主義的民族権利を守るため、総聯組織の周りに結集している全総聯活動家と在日同胞に熱い同胞愛的支持と声援を送った。

 廉委員長は、日本当局は、朝鮮に対する反動的な敵対行為と総聯に対する極悪卑劣な犯罪的弾圧策動をただちに中止し、不当に逮捕、拘束した総聯活動家と在日同胞を無条件即時釈放すべきであり、自らが犯した罪について朝鮮民族の前で謝罪すべきだと主張。最後に、日本反動が、われわれの度重なる警告にもかかわらず反共和国、反総聯策動を続けるならば、朝鮮人民は強力な対応措置で応えるだろうし、日本当局はそれが招くすべての結果について全責任を負うことになるだろうと強調した。

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