名古屋初級オモニ会  コッポンオリコンサート

民族教育のよさ、伝えたい


 名古屋朝鮮初級学校オモニ会が主催する「第1回コッポンオリ(つぼみ)コンサート」が11日、名古屋市中区のウィルあいちで開かれ、東海、北関東朝鮮歌舞団や文芸同東海の民族教育を受けて育った芸術家が出演。同校初級部全児童と保護者ら350余人が鑑賞した。

 とくに好評だったピアノ独奏は朝鮮民謡「アリラン」、ショパンの「子犬のワルツ」、映画の主題歌「もののけ姫」と、子どもたちが聴いたことのある曲を選曲。女声二重唱でも映画「千と千尋の神隠し」の主題歌を取り入れるなど、民族的情緒を育む民族楽器や民族舞踊と親しみやすい演目をうまく絡めてコンパクトにまとめ、子どもたちは目を輝かせてステージを楽しんでいた。

 コンサートは、同校オモニ会が今年に入ってスタートさせた連続企画「オモニとオリニに贈るメッセージ」の第2弾として行われた。第1弾は7月、オモニたちを対象にした教育講演会を行っている。各地の朝鮮学校では現在、再来年度から始まる隔週の週5日制に向け、休まないが授業をせず課外活動にあてる隔週土曜の活用法を研究中。土曜の午前中に行われたコンサートは、こうした動きに対応したものでもある。

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事