あの時、このひと言


 「BSE(狂牛病)問題の対策として、生ビールとカルビを半額にし、新メニューの半額券、20%割引お食事券をわたした。結果、6〜7割減った売上げが3〜4割減まで持ち直すことができた。言葉も知らず日本に連れてこられた1世たちの苦労を考えれば、BSE問題は乗り切れる」(朝鮮料理店経営集中講座で川崎の「山水苑」専務、金相水さん)

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 「オモニはこのトンネが大好きで、トンネの人々に愛されていた。国と民族を愛し、同胞を愛し、同胞に愛されたある意味朝鮮人のかがみだった。オモニを追慕するためにこんなにたくさん集まってくれて本当にオモニは幸せだ」(1920年代に豊橋の製糸工場に強制連行された金泰萬ハルモの苦難の人生を描いた寸劇「テマンハルモニのおはなし」を観覧した末息子で次男の全鳳光さん)

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 「子どもの頃、故郷では校門にも行けなかったが、総聯組織のおかげで教員にもなれた。私の顔を見るまでは死ねないと言っていたオモニの墓で、胸をはって報告したい」(第6次総聯同胞故郷訪問団として66年ぶりに故郷を訪れる安寛淳・山口県教育会顧問)

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