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「新世代中心の愛国愛族運動を」

愛知・尾張支部会館を新築

 総聯愛知・尾張支部の会館(尾張同胞生活総合センター)が新築され4日、会館竣工と尾張商工会結成40周年を祝う集いが行われた。金鎭度・総聯愛知県本部委員長、朴奎栄支部委員長、一宮市議会議員の黒田徳己、渡辺宣之、小島尊司氏らが参加した。集いで報告した新会館建設委員会の金鐘仁委員長は、「新しい会館を拠点に新しい世代が主人公になった愛国愛族運動を進めて行こう」と呼びかけた。また1世の功労者や同胞商工人に記念品が贈られ、各団体が表彰された。

 尾張地域の同胞らは、98年春に愛知朝鮮第8初級学校が愛知第1初級(現在の名古屋初級)と統合された際、1世が残した財産を効果的に管理運営するため、同年12月に管理委員会を結成。学校統合後の地域同胞社会のあり方を考える過程で会館の新築を決め、2300万円の予算で準備を進めてきた(写真は建設委メンバーら)。会館は以前と同様、愛知第8初級があった場所に建てられた。新築された会館は平屋で、総聯、朝青、女性同盟、商工会の合同事務所、応接室、ホールが設けられている。
【愛知支局】

「アリラン」「祖国は一つ」など共演

在日、南の音楽家 平和コンサート

 6.15共同宣言の実現に向けて、日本でも民族の統一を成し遂げようと、12日、東京・池袋の東京芸術劇場・大ホールで、日本で活躍中の南朝鮮指揮者、姜春東さんと朝鮮大学校教授でピアニストの盧相鉉さんらが出演する平和コンサートが開かれ、在日同胞や日本の市民ら約1000人が鑑賞した。

 コンサートでは、「アリラン」、「祖国は一つ」など朝鮮曲のほか、ベートーベンの交響曲第7番イ長調などが演奏された。指揮・姜春東さんの管弦楽演奏には、東京フィルハーモニー交響楽団が出演し、「祖国は一つ」では、盧相鉉さんがピアノ独奏を披露した。また、コンサートのスペシャルゲストとして朝鮮大学校民族器楽部の生徒たちが舞台に上がり、管弦楽「アリラン」を共演した。

 客席からは、演目が終了するごとに大きな拍手が送られ、アンコール曲として「故郷の春」、「われらの願い」が披露された。

「責任は全面的に南側に」

第6回閣僚級会談合意できず終了

 9日から金剛山で開かれていた第6回北南閣僚級会談が14日、終了した。

 会談で北側は、第5回会談の合意が履行できず北南関係が悪化した原因が全的に南側にあることを明らかにしながら、その打開のための対策と共同報道文草案を示し、合意のために日程を2日間延期し誠意ある対応を求めたが、南側の誤った態度によって何の成果もえることができなかった。

 とくに南側首席代表は、第7回閣僚級会談の日程と経済協力推進委員会第2回会議の場所問題を口実に、第4回離散家族、親せき訪問団交換の日程(12月10日を前後し1週間間隔で2泊3日)など実務代表が6日間にわたって協議、合意した共同報道文の合意までひっくり返し、会談を決裂させるという行動に出た。

 北側団長は会談終了にあたって、双方合意事項の履行は難しくなり北南関係が悪化する新しい危険が作り出されたと指摘。その責任が全的に共同宣言の根本精神を否定する南側にあると強く追及した。(朝鮮通信)

労働新聞、米に「対話再開の実践的措置を」

 労働新聞12日付は朝米対話問題に言及した論評を掲載し、米国が本当にわれわれとの対話を再開する意思があるなら、正しい対話姿勢に立ってそれにふさわしいふん囲気、信頼から作り出すことが何よりも急務、最優先的な工程であると指摘。米国がそのための実践的な措置を取るなら、朝米対話の再開問題は解決されるだろう、と強調した。(朝鮮通信)

反テロ協約署名、「朝鮮の原則的立場示す」

 平壌12日発の朝鮮中央通信は、朝鮮が最近「テロ資金供与防止国際協約」などに署名したことを論評。今回の措置は、あらゆるテロとそれに対するいかなる支援にも反対する朝鮮政府の一貫した原則的立場を改めて明白に示したものになる、と強調。米国に対し朝米関係を改善する意思があるなら、朝鮮と約束した合意を履行し、実際の行動を取ることが必要だと主張した。(朝鮮通信)

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