同胞コミュニティー東西南北

医療系学生と交流深める

医協東海支部

ここに注目!

6〜7年前から
互いに学び合う
世代交代と人材育成

 医協東海支部の特徴は、留学同東海支部の医療系学生との交流を深めていることです。

 6〜7年前、医協の学術討論会が初めて名古屋で開かれた際、留学同の協力で数人の医療系学生が積極的にお手伝いをしてくれたことがきっかけです。以来、私たちは何かあるたびに学生も呼んで一緒に参加してもらい、反対に学生たちの勉強会などに私たち現役の医療従事者が招かれるなどの交流が始まりました。同じ医療に携わる在日同胞の先輩、後輩として互いに学ぶことも多く、有意義に過ごしています。とは言っても肩肘張るばかりではなく、親密で気楽なつきあいを広げています。今では、医協の忘年会などには必ず学生も呼びます。またおととしの秋、留学同東海の秋セミナーで大阪に行った際には、医協が協力して共和病院やハーモニー共和にも見学に行き、同胞医療についての意見交換も行いました。

 私が東海支部の会長を務めるようになったのはおととしの7月からですが、交流の始まるきっかけとなった6〜7年前の学術討論会の翌年に開業し、偶然ですが留学同の事務所の近くにクリニックを構えたことも、交流がより深まった一因かもしれません。留学同の集まりなどの際にクリニックの2階の部屋をよく貸してあげており、私もちょくちょく顔を出します。1度は、阪神・淡路大震災の際にボランティアとして活躍した同胞医療人の活動ぶりをまとめたビデオなども一緒に見ました。

 このように医協と留学同のとくに医療系学生が交流を深めることは、医協でも課題となっている世代交代、若い世代の人材育成に向けて大きなプラス材料となっています。まだまだこれからですがこうした経験が、全国的にもモデルケースとなっているようです。学生たちも医協を自分の「場」として考えてくれるようになってきたようで、同胞医療人としての心得を私たち現場の者から少しでも学んでもらえればと思っています。今後も、学生たちとの交流をもっと広げ、深めていきたいと考えています。(南洋二会長)

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