わが家の定番

半熟卵のオムそば

桜えびで風味づけ


 15年前の開店にあたり、店のメニューに加えようと関西出身の友達に教えてもらいました。それまで実際のオムそばは食べたことがありませんでした。教わったレシピに自己流のアレンジを加え、作ってみたのが始まりです。当時は川崎でオムそばを出す飲食店がほとんどなかったため珍しがられましたが、今では看板メニューとなっています。うちはお好み焼きなどの鉄板焼きとともに家庭料理も充実しているので、自宅で夕飯を食べるような感覚で来店するお客さんも多いですね。1度食べたお客さんは必ずと言っていいほどリピーターになります。(神奈川県川崎市でお好み焼き、もんじゃ、鉄板焼きの店、「イプニ」を営む許芳子さん、53)

 【材料】(1人分)

  やきそば用の麺1玉、卵3個、豚肉50グラム、たまねぎ4分の1、桜えびひとつまみ、水大さじ1

 【作り方】

  @フライパンをよく熱し、豚肉と玉ねぎを炒めるA火が通ったら麺を入れ、水を加えるB桜えびを加え、ウスターソース、コショウで味を調えるC別のフライパンにバターをひいて卵を薄焼きにするD半熟の卵生地で焼きそばをくるむ。

 【ワンポイントアドバイス】

  桜えびを入れると風味が増す。卵は必ず表面だけが焼けた半熟の状態でかぶせること。そうすると半熟の部分がソースのようにそばにからまり、上品な味になる。一般的な焼きそばにはキャベツが入っているが、ここの特徴は入れない。麺に水を加える時は、ふたをすると水っぽくなってしまうので、水分を飛ばすように炒める。出来上がった麺はくるむ前に鉄板焼きのへらで短く切ると食べやすくなる。

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