朝鮮の文化、身近に

兵庫朝鮮歌舞団  市立広田少で公演


 兵庫朝鮮歌舞団が17日、西宮市立広田小学校で公演した。

 異文化に触れる視聴覚教室の一環として、子どもたちに朝鮮の踊りや歌、文化を紹介してほしいと広田小側から要請を受けて企画された公演は、低学年と高学年の2回に分けて行われた。虎(ポラム)とうさぎ(チャラン)のぬいぐるみショーからはじまり、校長先生をはじめ各担任の先生たちがモデルを務めたチョゴリファッションショー、チャンゴ体験コーナー、カヤグムの伴奏に合わせてみんなで歌う「ドラえもん」の大合唱、迫力ある「サムルノリ」など、趣向を凝らした内容。公演後、団員たちは各クラスに入って児童たちとディスカッションも行った。

 今回の企画を担当した広田小の渋谷訓教頭は「このような催しを通じ、子どもたちが『近くて遠い』と言われる朝鮮の文化に接して少しでも身近に感じてくれるよう願い、教員一同準備に取り組んできた」と語っていた。

 広田小では現在、女性同盟西宮支部の夫貞愛委員長をはじめとしたオモニたちが特別非常勤講師として、5年生と6年生を対象にした朝鮮料理の実習や朝鮮半島、在日同胞に関するお話を行っている。また、広田小PTAの料理クラブにも講師として招かれたり、女性同盟で行っているキムチ販売の注文も定期的に受けるなど、交流を深めてきた。【総聯西宮支部】

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