女性同盟と民団  女性コーラス部が共演

埼玉のうたごえ祭典「この街に共に生きる」テーマに


 この街に生きる・共に生きる・平和に生きる――をテーマにした「2001年埼玉のうたごえ祭典」が、21日埼玉県・さいたま芸術劇場で開催された。

 この祭典には、埼玉に住む子供や若者、壮年、障害者など300余人が出演。また、実行委員会の呼びかけで、女性同盟と民団の女性コーラス部が初共演した。

 双方への呼びかけ人となった、事務局長の小山真理子さんは、「98年から『韓国民族音楽人協会』との交流を深める中で、隣国の人たちとの間にあった心の壁が取り除かれて、日本に住む在日の人たちに思いが至った」と、経緯を語った。

 実行委員長の小笠原正之助さんは、「昨年の南北共同宣言と両首脳の歴史的な握手、熱い抱擁は、とても素晴らしいものだった。あの出会いが統一につながれば、本当にうれしい」と言いながら、「21世紀最初のうたごえ祭典で、女性同盟と民団の人たちが一緒に舞台に立つことができて本当に良かった」と話した。

 女性同盟と民団の女性コーラス部による重唱「アリラン」そして「われらの願い」は、会場を埋めつくした約800人の観客から、大きな拍手と喝采を浴びた。

 感想文には、「ハートがある。温かい気持ちが伝わってきた」「アリランを初めて聞いたが、心に響くメロディだった」「朝鮮の人たちの統一への切実な願いが胸を打つ」などと書かれていた。

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