友好運動の裾野拡大へ

宮城県日朝友好親善協会設立総会


 宮城県日朝友好親善協会が1日、設立された。朝鮮との友好親善運動に取り組む県内の各政党、団体のメンバーらが幅広い市民に設立を呼びかけた超党派の組織で、1日現在の会員数は82人。

 同日、仙台市内で開かれた設立総会には50余人が参加。日朝友好促進宮城県議会議員連盟会長の文屋公県議を会長に選出し、@会員拡大A訪朝・訪日の相互交流B朝鮮への食糧支援――などの活動内容を決めた。文屋会長は、「活動の裾野を広げていきたい」とあいさつした。

 設立総会では、朝鮮対外文化連絡協会の祝電と総聯中央の祝電を総聯宮城県本部代表が朗読、紹介した。

 宮城県では、過去5年間で4回にわたって県議や市議をはじめとした各界人士らが代表団を作り訪朝。彼らが中心になって国交正常化の早期実現を目指す運動を展開し、大型バスや自転車、医療機器や農具、コメや野菜の種などの支援物資を朝鮮に送ってきた。また東北朝鮮初中高級学校に対する県からの助成金増額運動も積極的に繰り広げた。総聯本部と県議、市議、各政党、各労組などとの懇親会、議員らの朝鮮学校訪問、また総聯と日本市民らがそれぞれ実行委を作り共同で進めた金剛山歌劇団公演など、数十年間にわたって育まれてきた友好運動が実を結んだと言える。

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