同胞コミュニティー東西南北
家族ぐるみで地域活性化
福岡・筑豊青商会
ここに注目! |
◆自力で幼稚園の屋根上修理 |
◆日本最長、最大の川下り大会にチャレンジ |
◆ブロックごとに企画立案をローテーション |
福岡県筑豊地域青商会は、@民族意識にあふれた同胞社会の発展A民族的諸権利の擁護と拡大、民主主義的民族教育の発展B同胞社会の代を担う若い青年同士の交流――を目的に、1997年6月に結成されました。結成の目的、地域の実情に合わせて年に4回以上、独自の活動を展開しています。
今年5月には筑豊朝鮮初中級学校附属幼稚班の屋上修理、7月末には「遠賀川川下り大会」に参加。屋上の修理は雨漏りを防ぐためのものでしたが、材料と機材、労働力まですべてを自分たちでまかないました。川下り大会は、飯塚から北九州市木屋瀬までの23キロを手作りのイカダで競う日本最長、最大の大会で、昨年に続く参加です。わが青商会ではイカダ「亀甲船U」号を5日間かけて作成。当日はメンバー8人の団結した力で4時間39分の記録を出し、69チーム中29位で入賞(30位まで)しました。 8月には家族そろっての川遊びを予定していましたが、雨のためにウリハッキョの体育館で遊びました。9月にはウリハッキョの運動会でオモニ会と協力して売店を出店し、その利益金をハッキョに寄贈しました。11月にはボーリング大会、来年3月には潮干狩りなどを予定しています。 家族ぐるみの各種イベントを開くことで、地域同胞社会は活性化されました。その秘訣は、月1回の定例会の正常化とブロック別の力量分散化です。力量分散化とは、例えばイベントを開催する際、地域を飯塚、田川、直鞍の3ブロックに分けて、飯塚が企画立案し、田川と直鞍がそれをバックアップするという方法論です。企画立案の担当をローテーションしていけば、かなり楽にイベントを開催することができます。今後も各種イベントを通じて、新しい世代を担う同胞らの民族意識を高めていく予定です。(役員一同) |