同胞コミュニティー東西南北

学校守り抜く一心で

奈良初中連合同窓会

ここに注目!

中級部統合を機に結成
数々のイベントで卒業生の輪広げる
「千円千口運動」

 奈良朝鮮初中級学校連合同窓会(夫進浩会長=11期)は、本校が創立30周年を迎えた1999年9月26日に設立されました。

 われわれにとって学校創立30周年という節目は喜びにあふれる慶事である一方、厳しい決断の時ともなりました。その年の春、本校は中級部を大阪市内の朝鮮中級学校と統合させることを決めました。

 しかし統合を機に、本校の卒業生と同胞は民族教育を発展させる新たな一歩を踏み出しました。1世が築いた民族教育の灯をともし続けるためのその大きな一歩が、新たに連合同窓会を設立することでした。卒業生の心と力を一つに集めて学校を守り抜こうと、それまで学校を支えてきた「愛校会」を発展的に解散して連合同窓会を結成したのです。

 連合同窓会の幹事会は3〜5期ごとの代表が集まり構成されています。月1回の幹事会では、卒業生の輪を広げるイベントを企画したり、学校の運営を支える「千円千口運動」をどう進めるかについて相談し合っています。本校が輩出した卒業生300人の名簿の整理もしています。

 これまでも、近畿地方の卒業生を対象にした同胞ボーリング大会、ゴルフ大会、納涼大会などを開いてきました。イベントを重ねることで100人近い卒業生が集まるようになりました。100人といえば全卒業生の3分の1。手応えを感じています。

 8月12日に開いた納涼大会には250人の卒業生と同胞が集い、大いに盛り上がりました。この行事を通じて、学校を守っていこうという気持ちが同胞の中により広く伝わったような気がします。会の結束も強まりました。

 連合同窓会では、これからも一人でも多くの卒業生たちとともに「学校を愛する運動」を繰り広げ、母校を永遠に守り、発展させたいと思っています。(幹事会一同)

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