同胞コミュニティー東西南北

融資あっせんサポートに全力

福岡・小倉商工会

ここに注目!

◆資金調達アドバイス
◆4月から「簿記講座」
◆確定申告など税務対策
◆朝鮮学校支援活動

 福岡・小倉商工会では、地域の同胞商工人の便宜を図り、より良い経営環境で商売に専念できるよう、これまで精力的にサポートを行ってきました。

 北九州地域の同胞商工人には、飲食業やサービス業、建設業が多いのですが、長引く不況と消費低迷が経営と生活を直撃しています。とくに資金調達は今後、より難しくなると予想されます。実際、同胞商工人からも、資金調達に関する相談が増えています。

 このような現状を踏まえ、小倉商工会では今年、とくに同胞商工人に対する融資あっせん事業に重点を置いて活動していきます。

 制度融資や起業助成金など、資金調達手段は様々です。同胞商工人には、これらの資金提供に関するアドバイスと、手続き上のサポートを行っていきます。

 融資を受けるには、同胞商工人の側にも、経営・経理の基礎知識をしっかり習得することが不可欠です。小倉商工会では、地域の同胞商工人や学生を対象に、毎年、「簿記講座」を開いています。今年も4月から開講します。

 融資問題とともに力を入れている分野が、税金問題です。確定申告スタートを前に、同胞商工人が申告作業を円滑にできるよう手助けしていきます。来月2日に税務講演会を開き、10日からは本格的なサポート業務に入る予定です。

 小倉商工会では、小倉同胞生活相談綜合センターの経営問題担当相談員としても活動しています。

 地元の朝鮮学校・幼稚班(九州朝高、北九州初中、小倉幼稚園)に対する助成金を増額するよう求める運動も繰り広げています。

 これまでも、総聯支部や学校側と協力して、10万人署名運動や、朝鮮学校支援チャリティーコンペなどを展開してきました。私たちは民族教育の権利を守る活動も大切に考え、行政に積極的に働きかけていきます。今年で11回目を迎えるチャリティーコンペも開催予定です。(金秀哲副理事長)

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