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大阪府知事を表敬訪問
「民族教育に支援を」/総聯大阪代表ら 呉秀珍委員長をはじめとする総聯大阪府本部の代表が25日、太田房江・大阪府知事を表敬訪問した。 席上、呉委員長は、朝鮮と欧州連合(EU)諸国との国交樹立が相次ぐなど、朝鮮半島を取り巻く国際環境が大きく変わっていることに言及、「大阪でも朝・日間の壁が低くなっている」と語った。 太田府知事は、北南首脳会談を「20世紀の最後を飾る慶事」と評価、統一を願う朝鮮民族の強い気持ちを感じ、両指導者の決断力に感嘆したと述べた。 また、呉委員長は、昨年末に破たん申請した朝銀近畿の新しい受け皿機関を作るため、現在、努力していると述べ、今年も在日朝鮮人の権利擁護と民族教育の支援に尽力して欲しい、と知事への期待を表明した。これについて太田知事は、在日朝鮮人の経済活動の沈滞は大阪の経済にも影響を与えるため、朝銀近畿の今後を心配していると語り、「解決のために行政も努力している」と明らかにした。 これに先立ち、総聯代表らは磯村隆文・大阪市長を表敬訪問した。一方、11日には大阪駐在中国総領事館の劉毅総領事(大使級)、16日にはドイツ総領事館のヨハネス・ブライジンガー・総領事がそれぞれ総聯大阪府本部を訪れ、総聯代表らと歓談した。 人道問題の解決「画期的な前進を」/第3回北南赤十字会談 【高城発=姜イルク記者】第3回北南赤十字会談が29日、金剛山で行われ、朝鮮赤十字会の金京洛常務委員を団長とする北側代表と、大韓赤十字会の李柄雄・総裁特別補佐役を首席代表とする南側代表らが参加した。 会談で双方は、6.15共同宣言後、北と南が取り組んだすべての人道事業が民族の和解と団結をもたらし、北南関係発展に寄与したと総括、今年も共同宣言の精神に沿って人道問題の解決で画期的な前進をもたらし、すべての同胞に喜びと希望を与えよう、と指摘した。 北側団長は、今回の会談が、人道問題の解決において新しい章を開く契機になるべきだ、と強調。すでに双方が合意した人道事業の日程、離散家族再会のための面会所の設置と運営、南にいるすべての非転向長期囚の送還などに対する北側の立場を表明した合意書案を提示した。会談は、31日まで続く予定。 自然で正常なこと EUの対朝鮮政策の変化/労働新聞 労働新聞29日付は、最近のEU(欧州連合)の対朝鮮政策の肯定的変化について、「至極自然で正常なこと」と題した論評を掲載した。 論評は、オランダ、ベルギーとの国交樹立、また17日に欧州議会がEU各国に対し、朝鮮と外交関係を結ぶよう決議したことに触れ、「朝鮮とEU間の関係を改善し、発展させていくのは、新世紀の国際情勢と歴史発展の要求であり、それは朝鮮半島の統一と世界の平和と進歩、国際関係発展のために至極自然で正常なことである」と評価した。また、EU諸国が朝鮮との関係改善、発展への道を選んでいるのは独自の外交政策の表れだと指摘。朝鮮とEU諸国との関係発展は、新世紀の国際関係発展と世界の多極化への流れを進めるだろうと強調した。 インド大統領に慰問電/大地震で金委員長 金永南・最高人民会議常任委員会委員長は、インド・グジャラート州での大地震で1万人を越える人命被害が発生したことと関連し、ナラヤナン・インド大統領に27日、慰問電を送った。 慰問電で金委員長は、「被害者と遺族に深甚なる慰問と同情を表明し」、「インドの人民が、1日も早く被害を克服することを願った」。 英、仏、ベルギーへ/朝鮮労働党代表団 イギリス、フランス、ベルギーを訪問する朝鮮労働党代表団(団長=池在竜副部長)が27日、空路平壌を出発した。 統一の扉開く年に/朝鮮社会民主党が総会 朝鮮社会民主党中央委員会の総会拡大会議が25日、平壌で開かれ、今年を「朝鮮民族同士で統一の扉を開く年」にするための課題が討議され、「6.15―8.15民族統一促進運動期間」を統一運動の輝かしい成果で飾るための課題が示された。 報告した金永大委員長と討論者らは、今年を「朝鮮民族同士で統一の扉を開く年」に定め、民族挙げての運動によって民族自主統一の画期的な局面を切り開こうという政府と政党、団体、各界人士の2001年大会のアピールを支持した。 国交1周年で集い/伊外務次官ら参加 朝鮮とイタリアの国交樹立1周年に際して23日、ローマの駐イタリア朝鮮大使館で映画鑑賞会と親善の集いが行われた。 イタリアのインティニ外務次官は演説で、過去1年間の相互往来と協力は両国関係を発展させる重要な契機となったと指摘。関係の拡大、発展のため今後も努力すると述べた。 なお、報道によると、この集いにはベネトングループの会長も参加した。(以上朝鮮通信) |