7千万同胞に送るアピール

わが民族同士で統一の扉を開く2001年大会


  10日、平壌で行われた「わが民族同士で統一の扉を開く2001年大会」で採択された「7千万同胞に送るアピール」の内容は次のとおり。 (朝鮮通信)

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 われわれは今、祖国統一に対する熱望を抱いて希望に満ちた21世紀の最初の年を迎えている。

 この意義深い新世紀の出発点でわが共和国政府、政党、団体および各界の人士は、「わが民族同士で統一の扉を開く2001年大会」を盛大に開催した。

 われわれは大会で、今年祖国統一への画期的局面を開いていくための重大な対策を討議し、7千万同胞に次のように熱く呼びかける。

 今年はわが民族が国の分断を終わらせて統一を成し遂げるための誇らしい転換の年である。

 全民族が21世紀最初の年である今年を民族自主統一の画期的局面を開く歴史的な年として輝かせていこう。

 歴史的な6・15北南共同宣言は祖国統一の3大原則に基づく自主、平和統一、民族大団結の宣言であり、祖国統一の里程標である。全民族が北南共同宣言を民族共同の旗として高く掲げ、より徹底的に具現していこう。

 国の統一問題をわが民族同士で力を合わせて自主的に解決していくことは北南共同宣言の最も貴重な精神である。民族の尊厳と利益を第一に置き、これにすべてを服従させる透徹した自主的立場を堅持していかなければならない。

 外部勢力との共助を排撃し、民族共助で統一問題をわが民族同士の力に依拠して解決していこう。

 互いに行き来し互いに会って誤解と不信を晴らして信頼と団結を促そう。

 内外の各階層同胞は、所属や立場の違いを超越し互いに連帯して自主と大団結、愛国愛族の隊列に合流しよう。

 北南共同宣言で北と南の互いに異なる2つの体制の共存に基づいた統一を志向していくことにしたことは、祖国統一への道で画期的な前進となる。連邦制を1日も早く実現して平和的に国の統一を成し遂げよう。

 離散家族、親せきの不幸と苦痛を和らげ人道的問題を解決することをこれ以上遅らせてはならない。非転向長期囚を帰還させ、離散家族、親せきの生死と安否も伝え、中断した赤十字会談も早く開こう。

 共栄と共同の利益の原則から北南間の多面的な協力と交流を活性化していくことは、国の統一的発展と共同の繁栄のための重要な前提である。北と南の間にすでに合意された協力と交流のスケジュールを積極的に実行していこう。

 われわれが踏み出す新世紀最初の足跡に民族の未来が映っている。今年、わが民族同士で統一の扉を開く秘訣は、北南共同宣言をどう履行していくかにかかっている。

 心から国の統一を望む人なら、北南共同宣言の履行にちゅうちょしてはならず、その妨害となることをしてはならない。全同胞が歴史的な北南共同宣言を履行する真の主人になろう。

 21世紀最初の年である今年、2001年を「わが民族同士で統一の扉を開く年」に定めて民族自主統一の画期的な局面を開いていくための民族挙げての統一愛国運動を力強く繰りひろげていこう。

 われわれは北南共同宣言1周年の今年6月15日から8・15光復節までを「6・15―8・15民族統一促進運動期間」に定め、この期間に祖国統一運動において一大高揚を起こしていくとともに、21世紀最初の光復節を全民族的な統一大祭典として輝かしく飾ることを熱く呼びかける。

 北南共同宣言が明らかにした里程標にしたがっていく道に民族自主も民族大団結も祖国の統一もある。今こそ、すべての朝鮮民族が時代と歴史の呼びかけに愛国愛族の熱情をささげなければならない時である。

 6・15北南共同宣言を貫徹して統一祖国の明るい未来を引き寄せよう。

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