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京都府城陽市・ラーメン店
「ラーメン屋台」

創 作 料 理 の
「台湾ラーメン」

ニラを効かせた辛みが絶品

行列ができる地元の有名店


 「台湾ラーメン」なるものを開発し、グルメ誌やテレビ番組でも紹介された「ラーメン屋台」(京都府城陽市)。地元では有名な「行列のできる店」である。

 店長の徐鐘現さん(48)の実家は中華料理店で、両親の姿を見てきた徐さんも幼い頃から、自分の店を持ちたいと考えていた。26歳で屋台を始め、30歳で念願の店を構えた。屋号の「屋台」には「自分の商売の原点は屋台引き。初心を忘れないように」との思いが込められている。

 14年前に考案した台湾ラーメン、実は台湾に実在するものではない。客の目を味とネーミングで引こうと考えた創作料理である。「ニラを効かせた辛みを研究するうち、辛さを連想させる台湾という地名が浮かんだ。本場の味とは関係ないんですよ」(徐さん)。

 現在、平日に450杯、週末や祝日には550杯以上をさばく。売れ筋はベーシックな「台湾ラーメン」(中=520円、大=680円)と「台湾ラーメン焼豚入り」(中=670円、大=830円)、「台湾ミソラーメン焼豚入り」(700円)だ。

 スープは、鶏ガラ、豚骨、野菜をじっくり煮込み、秘伝の調味料を加えたもの。こってりせず、さっぱりもしすぎない絶妙なコクと、じわっと汗のにじみ出る唐辛子のマイルドな刺激が、堅めの細麺にマッチする。具はニラ、モヤシ、ミンチ肉とシンプル。行列覚悟で訪れるのもうなずける味だ。

 「親子2代で来てくれたり、スープを最後の1滴まで飲み干してくれるお客さんを見ると、頑張って良かったと思います」と徐さんは語る。(柳成根記者)

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京都府城陽市寺田袋尻27−4、рO774・53・9974
交通手段=近鉄京都線寺田駅より徒歩10分
営業時間=午前11時半〜深夜0時(月曜定休、月曜が祝日の場合は営業)

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