南の各紙写真入りで 経歴も紹介


 南朝鮮各紙は、総聯同胞故郷訪問団のニュースを広く報じた。

 東亜日報23日付は、訪問団到着のニュースと共に、弟と63年ぶりに再会した文芸同中央顧問の鄭和欽さん(77)が嗚咽する写真入りのコラムを掲載した。

 「2時間の距離を来るまで50余年もかかった…/総聯故郷訪問団感激」との見出しがついたコラムでは、まず朴在魯・訪問団団長のコメントを紹介。「南北首脳会談により、わが民族は新しい和解と協力の時代へと突入した。出発の前日、総聯中央会館で歓送会をしてくれましたが、みんな自分の順番を待っています」。そして、55年ぶりに3人の娘、妻と対面した総聯山口・萩支部顧問の鞠福権さん(91)が、前日に一睡も出来なかったというエピソードも盛り込んだ。

 中央日報23日付は、金浦空港に到着し、歓迎客に笑顔で手を振る訪問団の写真を掲載。その横に、53年ぶりに96歳のオモニと再会した川崎高麗長寿会会長の盧垠さん(72)の顔写真を載せ、「朝総聯教育界 代父」との見出しで、独立運動に携わった父の拷問治療のために父とともに渡日した経緯や、朝鮮学校校長などを歴任した経歴を紹介した。

 故郷で対面を果たした様子も、続けて報じた。

 韓国日報24日付は、総聯足立支部顧問の梁錫河さん(73)が、故郷の済州道で104歳の老母を抱きしめている写真を3段で掲載。大韓毎日も2枚の写真を使いながら、オモニと対面した盧さんやチョゴリ姿の娘たちに腕を組まれる鞠さんを紹介した。

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事