総聯故郷訪問 窓口の大韓赤十字社

VIP並み厚遇/歓迎晩さん会も

コラムなどで広く報じる


 大韓赤十字社では今回、総聯同胞故郷訪問団に対しVIP並みの待遇をした。

 22日正午、金浦空港に到着した訪問団は、赤十字社関係者に案内され飛行機から降りた。通関の手続きは一般の乗客とは違い、外交官の専用ゲートで行われ、荷物検査も申告書提出だけでノーチェックだった。

 また訪問団は乗用車と3台の大型バスに分乗して宿泊先へと向かったが、ソウル市警のオートバイが先導し、交通を遮断して案内した。バスには「歓迎総聯同胞故郷訪問団」と書かれた横断幕がつけられていて、バスに向かって沿道から手を振る市民も多かった。

 こうして訪問団一行は渋滞知らずで宿泊先のホテルに到着した。あるメンバーは「今回の訪問事業が南北共同宣言を履行する過程で実現したからだ。これまで信念を守ってきたかいがあった」と語った。

 夕方行われた大韓赤十字社主催の歓迎晩餐会で、歓迎の辞を述べた赤十字社の張忠植総裁は「総聯同胞故郷訪問団が、海外の離散家族が出会うための活動がより活発化するきっかけとなるよう願う」と指摘した。

 またあいさつした訪問団の朴団長は「とうとう実現した総聯同胞の故郷訪問は、歴史的な平壌の出会いと南北首脳会談、南北共同宣言の輝かしい結実だ」と強調し、今回の訪問事業が円滑に行われることで、民族の和解と団結、南北共同宣言履行に大きく寄与したいと述べた。

 晩餐会では、大韓赤十字社側から訪問団一行に記念品が贈られた。

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