ちょっと課外授業

古代オリエント博物館

世界最古の文明に触れる機会


 世界最古の文明発祥の地の1つであるオリエント(中近東地方)をテーマにした日本初の博物館。専門研究部を持ち、シリアで発掘調査も行なっている。500ほどの展示品のなかには、その出土品も多い。

 「エジプト文明」、「イランの古代文化」など、7ジャンルに分かれて展示品が置かれている。なかでもひときわ目をひくのが、エジプト・ロゼッタ地方のピラミッドから発掘された、ロゼッタ・ストーン(紀元前186年)のレプリカだ。縦1メートルほどの大きな黒石の表面に、ギリシャ語を解読した古代エジプト文字が刻まれている。

 そのほかにも、紀元前1800〜1700年のシリアの民家―「テル・ルメイラ」の内部や、6万〜4万年前に埋葬されたネアンデルタール人の遺骨のレプリカが展示されている。

 常設展示以外にも、春・秋の年2回催される「特別展」が好評。最近では「古代ギリシャ展」が開催された。

 ハンカチなどの同館オリジナルグッズや関連書籍なども販売している。

 深まる秋に、悠久な人類文化の歴史へといざなう同館へ足をはこんでみては。(順)

 ◇アクセス 地下鉄有楽町線東池袋駅下車徒歩5分(サンシャインシティ文化会館7階)。

 ◇入館料 一般500円(400円)、大・高生400円(300円)、中・小生150円(100円)、※カッコ内は20人以上の団体料金(特別展は別料金)。

 ◇開館時間 午前10時〜午後5時(入館は4時半まで)。

 ◇休館日  年末年始および展示替時。

 ◇03・3989・3491

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