女性国際戦犯法廷に向けて

トーク・「息づかい」上映会

東京・葛飾


 2000年女性国際戦犯法廷(12月7〜12日・東京、以後「法廷」)についてのトーク「女性たちの正義と尊厳を回復するために」が16日、ウィメンズパル葛飾区女性センターで行われ、170余人が参加した。

 主催者側の同実行委員の文礼順さん(女性同盟葛飾支部副委員長、54)と、民団婦人会の南世幸会長(52)があいさつを行った後、バウネットジャパン=「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(松井やより代表)運営委員の徳永理彩さん(一橋大学院在籍、28)が講演した。

 徳永さんは、「『慰安婦』制度は、戦時下の犯罪であり、犯罪者は法的に裁かれねばならない。『法廷』は、国際法に基づき、日本政府に謝罪を求め、犯罪者を処罰するために、民間が起こす裁判だ」と述べ、私たちの活動と「法廷」に関心を持ち、世論を喚起してほしいと訴えた。その後、質疑応答では8月にピースボートで訪朝した池田幸代さん(28)が、「朝鮮で元『慰安婦』の方から話を聞き、この犯罪を絶対に許してはならないと怒りに震えた」と語った。

 トークに先だって上映された、「慰安婦」の生を描いたドキュメンタリー映画「息づかい」を見た参加者らは、元「慰安婦」たちが恨(ハン)をはらせぬまま次々と亡くなっていく現実に触れ、涙を流していた。

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 「法廷」の傍聴申込(先着順)問い合わせ=VAWW−NET japan事務局(пEファクス=03・5337・4088 Eメールvaww−net−japan@jca.apc.org

 なお、バウネットでは、募金も行っている。郵便振替講座=00120―3―31955(VAWW−NET japan)
 ※「法廷基金」と明記を。

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