家族、親族らと半世紀ぶりの再会
第1次総聯故郷訪問団
ソウル入り
第1次総聯同胞故郷訪問団が22日午前、成田空港を発ち、ソウル入りした。一行は70〜90十代の1世同胞50人と随行員、記者ら13人の総勢63人。27日まで5泊6日の日程で、ソウルや各地の生まれ故郷などを訪れ、家族、親族らと再会する。窓口は大韓赤十字社。団長の朴在魯・総聯中央副議長兼朝鮮新報社会長は到着後、書面で到着声明を発表した。
出発に先立ち21日、東京・千代田区の朝鮮会館で中央歓送集会が行われ、訪問団一行と総聯活動家、同胞らが参加。まず、総聯中央の許宗萬責任副議長が訪問団一行を紹介した。 徐萬述第1副議長があいさつし、祖国統一の展望を開き、在日同胞が朝鮮の海外公民として堂々と南の故郷を訪問して家族、親族と会えるように導いた金正日総書記に対する謝意を表明した。またこの半世紀間、主席と総書記を慕い、いわゆる「母国訪問」策動にも屈せず活動してきた総聯活動家と同胞が今日、故郷の地を踏めるようになったと強調。今回の初の故郷訪問は、総聯の統一運動史に新たな歴史を開く誇らしい日々となると述べた。 続いて朴団長が決意表明を行い、金正日総書記に送る総聯中央常任委員会の手紙が朗読された。 ◇ ◇ 朴団長の到着声明(要旨) 私たちは解放後からこんにちまで、民族分裂による政治的障壁や人為的な障害により、生まれ育った故郷に来れなかった。しかし、私たち在日同胞の祖国統一への熱望と故郷を懐かしむ思いは、歴史的な平壌の出会いと南北共同宣言をもたらした南北両首脳の大勇断、共同宣言履行のための第1回南北閣僚級会談の合意により解決されることになった。全同胞が統一への熱気に沸き上がるなか、私たち在日同胞も半世紀ぶりに故郷の地に来ることができた。限りない喜び、感激だ。 |