21世紀へ向けて多彩な踊りを披露

文芸同東京舞踊発表会


 第5回文芸同東京舞踊発表会「朝鮮民族舞踊の夕べ」が8日、サンパール荒川大ホールで行われ、1000人が観覧した。

 これまで、3年に1度定期的に行われてきた同発表会は、今世紀最後ということでテーマを「21世紀にはばたく朝鮮舞踊」とした。この日、東京朝鮮歌舞団と北関東朝鮮歌舞団をはじめ、朝青足立舞踊部(トンドルラリ)、女性同盟足立舞踊部(チャンゴの舞)、東京青商会男性重唱部(鳥たちが舞う)、朝青江戸川・葛飾・墨田支部合同男性舞踊部(武士の舞)ら、都内各地域の同胞サークル部員たちが出演した。

 会場は終始大盛況であった。豊作の喜びにわく農民らの姿を表した「万豊年」や、チャンゴなど古来の朝鮮打楽器を使用したリズミカルな舞踊、「武士の舞」を披露すると、大きな拍手と歓声に包まれた。

 全13演目のうち、とくに発表会のテーマを盛り込んだ「新しい朝」は、東京舞踊部金有悦(41)部長が創作したもの。純白のチョゴリを身にまとった舞踊家たちの静的な踊りは、観客を魅了した。

 また、東京歌舞団の桂栄順さん(25)が披露した独舞「私が愛する花」は、昨年朝鮮で行われた舞踊講習会に参加した際、講師が桂さんのために創作した作品だ。桂さんは「『花』は祖国を例えたもの。一輪の花として祖国への熱い思いを表現するのは非常に難しかった」と話していた。

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