遊びながら解く科学の謎

　１９６４年に開館した同館は２階から５階までが展示室になっており、それぞれの階が五つのウイングと別館とに分かれている。１室ごとにテーマを設け、実際に「見て・触って・体全体を使って」現代から近未来の科学に関する知識を深めることができるハンズ・オン・スタイルの博物館だ。

  例えば「ジャンピンググランプリ」では、カメラの前に設置された台に登り、好きな格好でマットの上にジャンプする。その瞬間を様々な角度から同時に撮影し、普段では見られない自分自身の体の動きや形を科学的・芸術的な視点から発見することができる。機械の働きや原理を学べるメカの展示室では、滑車を利用して車を持ち上げることのできるしかけもある。

  遊園地で遊んでいるような感覚で科学と接しながら、普段の生活で感じるなにげない「不思議」の謎が解けていく。楽しみながら科学を学べるとあって、来館する子供たちもおおはしゃぎだ。　

「科学」という難しい学問が、楽しい体験の記憶を通して子供たちの知識となる同館。ぜひ一度足を運んでみては。（花）

◇アクセス  営団地下鉄東西線竹橋駅または都営新宿線、営団地下鉄半蔵門線九段下駅から徒歩７分

◇入館料  一般６００円、中高生４００円、子ども（４歳以上）２５０円

◇開館時間  午前９時３０分−午後４時５０分（入館は４時まで）

◇駐車場  なし

◇�рO３・３２１２・２４４０

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