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「和民」がフャミレス市場に本格参入

 居酒屋「和民」を展開するワタミフードサービスは、ファミリーレストラン市場に本格参入する。現在6店で実験している「和み亭」を、2001年3月期中に11、2002年3月期には20以上に増やす。同社は多店舗展開によって、同業態を居酒屋と並ぶ収益の柱に育成する。

 「和み亭」は同社が手掛けるファミレスで、メニューは刺身や焼鳥など居酒屋料理をアレンジして差別化を図っている。外食産業では大手ファミレスの既存店の売り上げが減少しているが、同店はアルコール類の販売比率が20〜30%と既存のファミレスより高いのが特徴だ。

 段階的に関西、名古屋地区にも出店し、今後10年間で「和民」を上回る600店規模に拡大する。(日経流通新聞8月24日付)

札幌で女性向けの焼き鳥専門店FC化

 外食チェーンのタスコシステム(札幌市)は、新業態の焼鳥専門店「とり鉄」のフランチャイズチェーン(FC)展開に乗り出す。焼鳥やドリンク類を単純な価格体系にしたのと、女性が入りやすい内装にしているのが特徴。同社のFC展開としては、そば居酒屋「北前そば 高田屋」に続き2業態目。3年後には全国300店を目指す。

 価格体系は普通の焼鳥が1本100円、串焼きなどそのほかのメニューは1品200円と300円、ドリンク類は1杯300円と分かりやすい。客単価は1800円で、目標月商は900万円。持ち帰り販売も実施する。店内は2人用の座席を基本とすることでとくに女性、カップルを狙う。初期投資額は3000万円に抑え、FC展開しやすくした。(日経流通新聞8月24日付)

アジア料理ブームで中華の新業態


 中華料理店「紅虎餃子房」を展開する「際コーポレーション」(東京・目黒)は8月25日、新業態のアジア料理店「ホン・フー・アジアン」を東京・港区にオープンした。消費者の間でアジア料理志向が根強いと判断した。同社では「流行に敏感な地域向けの業態」と位置づけ、来年は5つほど出店する。

 メニュー構成はアジア料理を中心に全80品。客単価は夜間で四千円弱を予想する。同社では、最近のアジアブームを「洋食に慣れた日本人の回帰」と捉えている。(日経流通新聞8月29日付)

クレープ店大手がソウルに1号店

 クレープ店チェーン大手のユニ・ピーアール(東京・中央区)は10月下旬、ソウルに子会社を設立し、1号店を同市内に出す。2号店以降はフランチャイズチェーン方式で、年間15店を出店する計画だ。韓国ではまだクレープが普及しておらず、将来性に着目した。日本でのメニューを基本に、韓国オリジナル商品も投入する見通しだ。(日経流通新聞9月7日付)

創作料理レシピネット上で提供

 近畿で創作料理店「庵」などを出店する小林事務所(大阪市)は、インターネット上に飲食店検索サイトを運営するぐるなび(東京・千代田区)と提携し、ネットで創作料理のレシピの提供を始めた。年会費10万円で、レシピ約2000種類を閲覧できる。これまで「庵」で提供してきたメニューの材料と調理法を写真付きで紹介する。(日経流通新聞9月7日付)

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