朝鮮松茸、続々日本へ

各地の市場へ出荷 南北で1000トン予測


 朝鮮産松茸(写真)の日本への輸入が今年も始まり、全国各地の青果市場に続々と卸されている。

 今シーズン初の「祖国の松茸」を迎えたのは、鳥取県境港市の境港。先月10日、450キロ分(5キロ入りケース90箱)が陸揚げされた。長さは1本10〜15センチで、重さ約50グラム。卸値は1キロあたり1万5000円前後と見込まれている。

 輸入・卸売を扱う朝鮮特産物販売株式会社(東京・上野)の話によると、朝鮮産松茸は、境港への陸揚げ以降、境港や京都・舞鶴港、空の便では成田空港に、週に3〜4度のペースで入ってきている。名古屋と平壌を結ぶ松茸輸入専用の直行チャーター便も、基本的に毎日運航している。

 朝鮮では毎年、南北あわせて平均1000トン弱の松茸がコンスタントに取れるという。内訳は北で600〜700トン、南で300〜400トン。

 同社では「9月初旬から中旬が陸揚げのピーク。今年も南北あわせて1000トンは取れるのではないか」と予測している。

 購入希望者は、同胞向け小売を扱う海陽薬業株式会社(TLE 03・3836・2181)まで。

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