専門家中心に「交通整理」を

南北文化交流の拡大
南の各紙が指摘


 朝鮮国立交響楽団のソウル公演以後、南のマスコミは、「望ましい南北文化交流の方向」という社説を掲載し、文化交流の拡大とその成功のため焦眉の課題は何かを、様々な角度で指摘している。

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 韓国日報(8月20日付)は、文化交流拡大のためには事前の準備と事後評価が要求されるとした後、民族歴史の解釈から、ウリマル文法の内容と芸術創作に至るまで全般を企画し推進する専門家が中心となって事業を推進する必要があると指摘した。

 そして当局次元で、民間次元で交流する場合、われわれの多様なチャンネルと、北側の統合した計画を持つ単一通路の調整が必要であるとし、当局と言論機関、企業、公演企画会社などが独自的に北と接近し、事業推進に混乱を引き起こさないよう文化観光部が整理に励まなければならないと強調した。同紙は、あらゆる方法を探し、容易なものから交流を始めなければならないとした後、歴史解釈と思想などを可及的に排除し、文化財の交換展示などを通して民族の一体化をはかっていこうと強調した。

 中央日報(8月20日付)も商業ベースに乗った無分別な交流によって招く弊害を防ぐためには、民間自らが自律的に「交通整理」し、各分野ごと専門家を構成し、独立的な民間審議委員会を設置することによって事業の重複を避け、妥当性を重んじる制度的な装置を作ることが大事だと強調した。

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