朝鮮半島、動き


 森首相、朝・日の過去の清算は「経済協力で」

 報道によると、森喜朗首相は8月31日、朝鮮が日本との国交正常化交渉で最優先的に求めている過去の清算問題について、「日本と韓国との間で解決したような道筋を取らねばならない」と述べ、南朝鮮との国交正常化の時と同様に経済協力方式で決着すべきだとの考えを示した。テレビ東京の番組収録で語った。

 8月21〜24日に開かれた第10回朝・日政府間会談で朝鮮政府代表団の鄭泰和団長は、日本の植民地支配に対する過去の清算が朝・日関係改善の基本問題だと強調しながら、日本側が主張する「村山談話」の線での謝罪、「財産請求権」方式の補償を非難している。

 朝鮮武官肖像図が3世紀半ぶりに朝鮮半島へ

 報道によると、17世紀頃に朝鮮半島から日本を訪れた朝鮮通信使が伝えたといわれ、岡山県作東町の大聖寺(福田寺大英住職)が秘蔵していた「朝鮮武官肖像図」が、南朝鮮の国立中央博物館に引き渡されることが8月23日までに決まった。

 福田寺住職が今年3月に金大中大統領に手紙で返還を申し出たところ、南朝鮮政府から連絡があり、8月21日からソウルを訪れ同博物館側と協議した。

 肖像図は檀君の誕生日である10月3日に約3世紀半ぶりに返還される。

 住職によると、肖像図は1950年に先代の住職が教典保管庫を整理中に偶然、発見された。同住職は、「日本と朝鮮半島の深い歴史を日韓両国の人たちが考えるのに役立てば」と話している。

 日「韓」首脳会談、熱海で開催へ

 報道によると、金大中大統領と森喜朗首相との会談が静岡県熱海市で開催されることが8月30日までに固まった。金大中大統領は9月22〜24日の3日間、日本に滞在し、23日には同市内に一泊して首脳会談に臨むという。

 KEDO事務局長が訪朝

  軽水炉建設と関連して朝鮮を訪問する朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)のアンダーソン事務局長一行が8月29日、空路平壌に到着した。 (朝鮮通信)

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事