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朝鮮国立交響楽団ソウル初訪問、南北ジョイント公演

 朝鮮国立交響楽団が20〜22日、初のソウル公演を行った。同楽団は18日に平壌からの直行便でソウル入りし、「光復55周年慶祝・南北共同宣言歓迎」の単独公演およびKBS交響楽団とのジョイント公演を計4回、好評裏に行い、24日にソウルを発った。

 ジョイントコンサートでは、南の演奏をバックに北のバイオリニストがソロを取る「思郷歌」や、南のチェリストがソロを演奏し北がバックを務める管弦楽、また南北の声楽家が共演する混声2重唱などが披露された。フィナーレでは、70人の南北合同オーケストラが「アリラン」を演奏し、観客は全員がスタンディングオベーションで応えた。アンコールの後は、最後はどこからともなく「われらの願い」の合唱となり、会場は完全に一つになった。

 南北ジョイントコンサートには、金大中大統領夫妻をはじめ政府関係者と国会議員、主要マスコミ社長をはじめ多くの人士らも訪れた。

第8回在日本朝鮮人ゴルフ選手権

 第8回在日本朝鮮人ゴルフ選手権大会(主催=在日本朝鮮人ゴルフ協会、主管=在日本朝鮮人東京都ゴルフ協会)が8〜9日、茨城ゴルフクラブ(パー72)で開かれ、日本各地からハンディ5以下の同胞選手23人が出場。熱戦を繰り広げた。

 初日、昨年度優勝者の金重光選手(新潟)が3アンダーで回り、2位の韓震洪選手(兵庫)に5打差をつけてトップとなった。しかし2日目、金選手が4オーバーと落ち込む一方、韓選手が着実にスコアを縮めて4アンダーとして逆転。結果、韓選手が2日間トータルで2アンダーとなり、初優勝を飾った。

 第9回選手権は来年5月、西日本地域で行われる予定。

 ◇順位@韓震洪(兵庫)A金重光(新潟)B「萬石

長期囚無条件送還を/朝鮮赤十字会、9月2日に直行便

 平壌23日発朝鮮中央通信によると、朝鮮赤十字会中央委員会の張在彦委員長は、南の赤十字社の張忠植総裁に電話通知文を送り、北への帰還を希望するすべての非転向長期囚とその家族が、どのような場合でも無条件に全員送還されるべきだと主張した。南朝鮮政府が17日に発表した名簿に含まれなかったチョン・スンドク、チョン・スンテクさんらも送還されるべきだと強調した。

 通知文によると、北側は南側が通知した63人の長期囚全員を受け入れる意思を表明。送還経路は、平壌―ソウル間の直行路を使用し、北側の飛行機が9月2日の午前に医師ら20余人のスタッフを乗せて金浦空港に向かうと明らかにした。また、長期囚の健康状態を通知することも求めている。

南のマラソン金メダリスト平壌訪問へ

 報道によると、1992年のバルセロナ五輪・マラソンの金メダリスト、南の黄永祚さん(30)が9月1日、南朝鮮の中小企業団体の訪問団とともに、名誉広報大使として平壌を訪れる予定だ。

 黄さんはアジア・オリンピック評議会の選手委員で、平壌滞在中、昨年の世界陸上選手権の女子マラソンで優勝した鄭成玉選手など、スポーツ関係者と面会する予定。黄さんは「選手らと交流し、スポーツを通じた南北和解の話をしたい」と話している。

朝鮮との協力促進/ユネスコ事務局長訪朝

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の松浦晃一郎事務局長が19〜22日、訪朝し、金永南最高人民会議常任委員長、辺英立教育相、姜能洙文化相らと会談。南浦市江西区域の高句麗壁画古墳と平壌市内の各遺跡、金日成総合大学と人民大学習堂などを訪れた。

 また20日には、朝鮮中央歴史博物館で行われた高句麗壁画古墳写真展の開幕式に出席し、「高句麗壁画古墳は、朝鮮人民だけでなく世界の宝であり、人類の貴重な遺産だ」と述べた。

 一連の会談で、ユネスコと朝鮮は、協力をさらに促進していくことで一致。ユネスコが朝鮮に、義務教育教科書用の紙約150トンを緊急援助し、高句麗古墳群など文化財の保護活動で必要なミニバス、4輪駆動車を提供することが決まった。

オーストラリア貿易投資代表団が訪朝へ

 報道によると、オーストリアの国営貿易振興機関である「オーストレイド」のマーチン・ワルス・中国北京事務所長を団長とする貿易投資調査団が28日までに平壌を訪問する。

 「大韓貿易投資振興公社」(KOTRA)が20日、「朝鮮と国交を樹立したオーストラリアが本格的な進出のため、政府レベルの貿易投資調査団を派遣する」と明かした。

 ワルス所長は最近、訪朝の目的について「オーストラリア企業の事業推進窓口を確認し、朝鮮の経済復興支援のための鉱山、環境への技術提供や通信事業開発に関する協議を行うだろう」と語った。

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