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病院・診療所の倒産、7月までに23件 民間の信用調査会社、東京商工リサーチによると、今年7月までに倒産した病院・診療所は全国で23件。負債総額の合計は約120億円になった。これは、過去最悪の46件、負債総額約375億円だった94年の同時期に比べて2件少ないだけで、年間では上回る可能性もあるとみられている。医療機関の倒産はバブル経済崩壊後に増えたが、95年以降は年間30件前後で推移してきた。今年の急増ぶりが目立つ。 倒産のほか自主的な廃業などで病院(入院ベッド数20床以上)の数は90年度以降、減り続けている。厚生省の医療施設調査によると、90年度に約1万100あった病院数は今年5月には約9300になった。 (朝日新聞20日付) 調査が行われたのは今年6月で、全国79の国公私立大学付属病院の薬剤部長、研修医の指導医(経験年数平均18年)、内科系、外科系、小児科系の病棟婦長、看護婦・士(同平均10年)が対象。研修医のミスなど実際の事故事例に着目した設問を配布し、78病院の約800人から回答を得た。 それによると、研修医の書いた処方箋などを必ずチェックする指導医は27%に過ぎず、「原則確認」が44%、4人に1人以上は「危険な薬剤など特別な場合は確認」「確認はしない」と答えた。 一方、「医師の投薬指示書の内容がときどき不明確」とする看護婦が91%も。(読売新聞18日付) 苦情は今年5月から同社に18件寄せられていた。今月16日、19件目の苦情が寄せられた大阪市環境保健局の通報で17日、群馬県高崎保健福祉事務所が同県高崎市にある同社高崎工場を立ち入り調査をするまで、同社は回収などの措置を取っていなかった。 (東京新聞18日付) 警視庁板橋署などの調べによると、男性は今月11日午前4時15分ごろ、担当の研修医(26)からブドウ糖液と誤って血圧を下げる降圧剤を注射され、容体が急変して約1時間後に死亡した。 注射された降圧剤は、別の患者のために神経内科のナースステーションで用意されたもので、注射器に記載されなければならない患者名や薬剤名が記されていなかった。(読売新聞17日付) 医師の心ない言動にショックを受け、事故を思い出すだけで錯乱したり、PSTD(心的外傷後ストレス障害)状態に陥る深刻なケースもある。医療被害者団体「医療消費者ネットワークMECON」には、こうした医師や病院に対する苦情がこの6年間に2500件余り寄せられている。(毎日新聞13日付) |