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同胞の遺骨を統一祖国に/朝仏協と韓仏協が合同法要

 在日本朝鮮仏教徒協会(朝仏協、洪宝月会長)と在日本韓民族仏教徒総連合会(韓仏連、釈泰然会長)による「祖国光復55周年記念南北共同宣言支持合同法要」が11日、大阪市の統国寺で行われた。

 この日の法要は、「阪神・淡路大震災」などの際、共同法要を行った両団体が、歴史的な南北共同宣言を記念して行ったもの。法要では、異郷の地で犠牲になった同胞の遺骨を、統一された祖国に安置する決意が語られた。

 朝仏協の洪宝月会長は、日本国内の3400余の寺院、神社、炭坑に数十万柱にわたる遺骨が散在されていると語りながら、「1日も早く、散り散りになった同胞の遺骨を集め、南北が共同で法要をしなければならない」と強調した。今後、両団体は、遺骨を収集、安置する対策を厚生省に共同で求めていく。

非転向長期囚帰還の家族も歓迎/朝鮮赤十字会代弁人

 平壌15日発朝鮮中央通信によると、朝鮮赤十字会中央委スポークスマンは15日、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、朝鮮への送還を希望している長期囚の家族たちも迎え入れる意向を表明した。

 同スポークスマンは、「高齢の長期囚が家族とともに共和国で余生を幸福に過ごそうとするのは、全同胞の歓迎を受けるに足ること」と指摘。「過去がどうであれ、送還を希望するすべての長期囚を受け入れ、心から熱烈に歓迎するだろう」と強調した。(朝鮮通信)

希望者全員の送還を/南の推進委が再度要求

 報道によると、南朝鮮の「非転向長期囚送還推進委員会」(共同代表=クオン・オホン)は18日、ソウル市内で記者会見し、北への送還を希望する長期囚64人全員の送還を南朝鮮当局に求めた。

 南朝鮮政府が17日に発表した名簿で送還を希望しているチョン・スンテクさん(80)とチョン・スンドクさん(68)を除外していたため、同推進委が改めて希望者全員の送還を求めたもの。推進委では「2人は転向書を撤回しただけに、対象に含まれるべきだ」と主張した。スンテクさんの長男テドゥさんは、今までもたびたび、平壌報道を通じて父の帰還を待ちわびていることを伝えている。

過去の清算が鍵/朝・日関係改善で労働新聞

 労働新聞17日付は、朝・日関係改善の根本的な鍵は日本の正しい過去清算であり、日本はこのことを肝に銘じて過去清算を真しに行うべきだと主張した。

 労働新聞は、「かつて朝鮮人民に対し犯したすべての罪を認めて謝罪し補償することは、日本が負った政治道徳的義務であり、国際法上の義務である。しかし日本は、その悪しき過去の清算に対する問題にあまりにも恥知らずな態度を取っている」と指摘した。

日本の過去を謝罪/羽田元首相

 報道によると、羽田孜元首相(現民主党幹事長、衆院議員)は14日、スイスで開かれた国際会議で「不幸な状況が朝鮮半島に存在する主要な原因は、第2次世界大戦前と大戦中の、日本の行為にあるという事実を認める」として、これについて謝罪の意を表明。「日本があらゆる方法で(南北の)平和統一と和解を支援することを約束する」と述べた。

21日から合同演習/米・南朝鮮軍

 米・南朝鮮連合軍司令部は17日、21日から9月1日まで「乙支フォーカスレンズ」合同軍事演習を行うと発表した。駐南朝鮮米軍1万3000人、米国本土とグアム島、日本など各地の予備軍3800人、南朝鮮軍5万6000人の兵力が動員される予定。

 これについて19日発朝鮮中央通信は、「朝鮮半島の平和とわが民族の高まる統一熱望に冷水を浴びせ、それを抹殺する犯罪的策動だ」と非難した。

南北改善に寄与/スイスが意思表明

 報道によると、板門店中立国監視委員会のエベコ・スイス首席代表は15日、スイス国際放送との会見で、南北朝鮮とスイス政府が合意した場合、南北関係の改善のために積極的に寄与する用意があると述べた。同首席代表は、とくにスイスが寄与できる具体的な分野として、南北離散家族の再会、南北の交通網再開、休戦ライン内の対人地雷の発掘除去作業などをあげた。

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