自分見つめ直す契機に

実行委員長 高昌佑くん(21、慶応大学2年)に聞く


 マダンへの参加は今年で2回目。1回目は一般参加者、2回目はプロデュースする側からマダンに関わった。マダンをその場限りのイベントとして終わらせるのではなく、各自がこれをきっかけに、朝鮮人として自分がどうやって歩んでいくかを決めて欲しい。

 朝鮮人であることを隠し、日本人になりきろうとするのは、自己のアイデンティティーが確立されていないからだと思う。「自分は何者か」ということがはっきりしていれば、相手が誰であれ対等な付き合いができる。

 日本で生まれ育った僕らにとって、朝鮮人として生き続けるには努力が必要だ。そのための努力をこれからもマダンの仲間とともに続けていきたい。

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