ニュースPICK−UP
サッカー統一チーム/京都の朝鮮初級とソウル始興初等 7月29、30の両日、京都の西京極陸上競技場で行われた「ワンコリアサッカーフェスティバル」で、京都朝鮮少年蹴球団(京都朝高学区初級学校選抜)と南のソウル始興初等学校(ソウル市の初等学校サッカー大会「猛虎旗」争奪大会の優勝校)とが「ワンコリア」チームを結成、日本の京都少年団選抜チームと対戦した。 フェスティバルを主催したのは京都青商会(金寛ジュン会長)、韓国京都青年会議所(姜浩二会長)。「同じ民族同士仲良くなって欲しい」との思いから昨年の末から10回にかけて協議を重ね、袖に「祖国統一はここから始まる」と書かれた統一チームのユニホームも作成した。応援席は、500の統一旗を持った同胞たちで熱気に溢れていた。 大会2日目には京都朝鮮少年蹴球団と始興初等学校の間で試合が行われ(2対6)、夕方には交流会が開かれた。始興初等学校サッカー部のシム・サンファ監督(50、ワンコリアチーム監督)は、「初対面にもかかわらず、すぐに溶け込んでいる子供たちの姿を見ると、統一はもう実現されたと思った。おとなが1日も早く『壁』を取り払わねば」と話していた。 本名で暮らせる社会を/大阪の市民団体がキャンペーン 大阪の市民団体「民族教育ネットワーク」(代表=金東勲・龍谷大教授ら4人)は7月29日、在日同胞が本名で暮らせる社会を目指す「本名キャンペーン」をスタートさせ、啓発のための連続セミナー第1回「なぜ今本名なのか」を同日、大阪市生野区で開いた。 同キャンペーン実行委員会はセミナーに先立ち開いた記者会見で、「在日韓国・朝鮮人の約9割が日本名を使っていると言われているが、日本名が『創氏改名』の結果として生じたことを考える時、本名(民族名)を使うかどうかは単に名前や個人だけの問題にとどまらず、在日韓国・朝鮮人の人権問題の根幹に関わると言える」と指摘。 @在日朝鮮人など民族的マイノリティが本名(民族名)で暮らせる「多民族・多文化共生社会」作りを目指す A本名(民族名)の意義を広く伝える B在日朝鮮人自らが、本名(民族名)を使うよう機運を高める――ことを目的に、連続セミナーの開催や冊子の発行、本名グッズの作成、イベント開催、行政や企業、学校での本名使用に関する実態調査など幅広い活動を行っていくと明らかにした。インターネットのホームページ(http://www.ne.jp/asahi/m−kyouiku/net)も開設している。 ローマに朝鮮大使館開館 平壌2日発朝鮮中央通信によると、イタリア駐在の朝鮮大使館の開館式が7月27日、ローマで行われた。イタリア外務省のインティニ次官をはじめとする各国の外交関係者や国連職員らが参加した。 開館式であいさつしたインティニ外務次官は、現在、良好に発展しているイタリアと朝鮮との関係は、世界の平和と安全、他の国家との関係発展に肯定的な影響を及ぼしていると指摘。最近、朝鮮で起きている歴史的な出来事を高く評価すると強調した。(朝鮮通信) 朝鮮が男女団体優勝/平壌国際卓球大会 平壌3日発朝鮮中央通信によると、7月31日に開幕した第14回平壌国際卓球招請競技大会の団体競技が2日までに終わり、男女とも朝鮮が優勝した。試合結果は次の通り。 【男子】@朝鮮(1組)A中国B朝鮮(2組) 朝ロ 鉄道建設を協議/プーチン大統領訪朝時に 報道によると、金大中大統領が1日、プーチン・ロシア大統領と電話協議を行った。この中でプーチン大統領は、訪朝時に南北朝鮮とロシアを結ぶ鉄道の建設問題について朝鮮側と協議したと説明。 これに対して金大統領は、同鉄道の建設が、南北朝鮮とロシアの利益になるよう協議を発展させるのが望ましいとの考えを示した。 経済視察団訪朝へ/10月メド、MKタクシーオーナー 報道によると、MKタクシーの青木定雄オーナー(72)は1日、「発電所建設や鉄鉱山などの資源開発に日本企業の協力を求めたい」とする朝鮮からの要請を受け、早ければ10月にも経団連をはじめとする経済団体や企業のメンバーらで結成した視察団を朝鮮に派遣する意向を明らかにした。 青木氏は4月下旬に訪朝し、政府関係者と会見、日本企業の投資と技術支援を求められた。さらに先月下旬、朝鮮の政府関係者がMK本社を訪れ、産業強化プロジェクトをまとめた一覧表を提示。発電所の建設などについて日本財界との橋渡しを依頼された。 |