情報技術と英語 同時に学べる留学
8月17−26日 米国ロスで
民族性生かし国際派スペシャリストに
今や、インターネットの普及で世界の情報がリアルタイムで入ってくる時代。21世紀には情報化がさらに進み、世界の距離はますます狭まっていくはずだ。発展する情報化社会で生きていく在日の若い世代にとって、コンピュータ技術を身につけることのメリットは小さくない。そこに英語力がプラスされれば「鬼に金棒」。そんな国際派スペシャリストを目指すための米国短期留学がこの夏、同胞が経営する留学あっ旋業者椛蜥nの企画・主催で実施される。 マイクロソフト認定 留学期間は8月17〜26日の9泊10日間。受け入れ校となるカリフォルニア・テクニカル・カレッジ(CTC)は、米マイクロソフト社認定技術教育センターおよびカリフォルニア州立職業訓練認定校。コンピュータに関するあらゆる知識、情報、技術を、初級から上級まで優秀な指導者のもとで学べる。 コンピュータシステム開発のスペシャリスト、SE(システムエンジニア)を育てるのが同校の主な目的だ。この資格があれば、就職活動にも有利に働くという。 CTCは今年3月に実施され、成功を収めた東京朝鮮中高級学校舞踊部米国公演の主管校。副社長の金氏は在米コリアン。日本在住の経験もあり、在日同胞社会にも明るいことから、在日コリアンの留学事情にも精通していると言える。 1935年に創立された語学学校、HIC大学(ロサンゼルス)での語学研修も企画されている。生活に役立つ実践的な会話から、米国の大学入学のための英語力を身につけるTOEFL受験を目的としたコースまである。 もちろん、勉学だけでなく、ユニバーサル・スタジオやディズニーランドなどの観光も楽しめる。 21世紀の在日担う 椛蜥nの専務取締役、金成行氏はこう指摘する。 そして、21世紀を担っていくには、コンピュータ技術を身につけた人材を育成することが何よりも重要ということで、単なる語学留学に止まらない留学システムを考えたという。 「やはりコンピュータ関連分野は米国がトップで、世界的にも五年先を行っている。だからこそ、本場でその技術を身につけてほしいし、わが社の留学システムに参加してもらえば必ず身につけられると自負している」と金氏。 しかし、そこで忘れてならないのは「民族性」だという。金氏自身、日本の大学を卒業後、すぐに渡米。大学で学び、現地で働いてもいた。その経験からも、多くの外国人と接する際に民族性をきちんと身につけているか否かが非常に大切であることを実感したと話す。 「在日というスタンスをしっかり持ったうえで社会に貢献できる人材に育ってこそ、真の国際人になれる。そして、統一にも貢献できる」
申込締切は8月10日(米国ビザ取得関係上朝鮮籍保有者については締切終了。ただし米国ビザ保有者は対象外)。参加費用37万円。今回特別に朝鮮新報読者は参加費用10%割引。毎月コース別(1ヵ月〜四ヵ月)の正規留学も受付中。 |