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プレミアムオイルの効能 辰巳琢郎のコマーシャルでおなじみの「オレインリッチ」(昭和産業株式会社)、ガラス張りのジムでエアロビクスに興じる人々のダイナミックな映像のコマーシャルで知られる「健康エコナクッキングオイル」(花王)。いずれも「プレミアムオイル」と呼ばれるものだ。従来のサラダ油より付加価値が高いとされる。 例えば、ひまわり油「オレインリッチ」にはオレイン酸が80%以上含まれているが、このオレイン酸には動脈硬化を促進させる悪玉コレステロールだけを下げる特徴がある。植物油に多く含まれるリノール酸が悪玉コレステロールだけでなく、善玉コレステロールも下げてしまうのとは異なる。 一方の「健康エコナクッキングオイル」の原料は大豆油と菜種油で、主成分はジアシルグリセロール。体脂肪になりにくい油脂成分だ。 最近、ダイエットを行うにあたって注目されているのが体脂肪。見た目は太っていないのに、体脂肪率が高い「隠れ肥満」が問題になっている。その点、体脂肪の蓄積を防げるとあれば、願ってもないことである。 油の摂り過ぎ、生活習慣病が気になる現代人の間で、「プレミアムオイル」の人気はぐんぐん高まっている。 家庭内が1位というのは驚きだが、高齢者が最も長い時間、自宅で過ごすことを考えると、この結果もうなづける。家庭内事故の死亡者数は交通事故死よりも多いという調査結果が出ているほどだ。 ある調査によると、事故の原因としては、自分の不注意が最も多く、ついで体の調子が悪い、場所の問題、他人の不注意などと続く。 自分の不注意が最も多いのは、加齢とともに身体機能が徐々に低下することと無関係ではないだろう。筋・骨格系、結合組織系疾病、脳神経系疾患で日常生活に支障のある人の事故率が高いという。 そして、問題なのは、高齢者の転倒の85%が大腿骨頸部骨折のきっかけとなることだ。この骨折が寝たきりにつながってしまうのである。 では、高齢者の転倒事故を防ぐにはどうしたら良いか。 まず、考えられるのが屋内での安全確保。玄関やホールといった場所の履き物の点検、床のタイルにゴムシートを張る、滑りにくいタイルに替える、段差をなくすなどの工夫が考えられる。室内の照明を明るくするのも1つの考え方だ。 つまり、高齢者がすべったり、つまずいたり、引っ掛けたりしないように環境を整えてあげることを心掛けると良い。 つぎに、高齢者自身の問題として、(1)体力・筋力アップを計る (2)転倒しやすい病気をチェックする (3)カルシウム補給をはかり骨密度の減少を防ぐ (4)適度な日光浴でカルシウムを吸収する――などが考えられる。 |