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平壌での出会い、南北共同宣言  支持・歓迎中央集会
同胞ら祝杯、踊りの輪/東京

 「歴史的な平壌での出会いを祝賀し、北南共同宣言を支持、歓迎する在日同胞中央集会」が21日、東京・北区の東京朝鮮文化会館で開かれ、徐萬述第1副議長、許宗萬責任副議長をはじめ多くの総聯活動家と同胞が参加した。

 第1副議長が演説し、南北共同宣言はわれわれ朝鮮民族が主体となり、民族の団結した力で統一するという自主統一の志向と意志を世界に宣布した「自主統一宣言」だと指摘。第1副議長の音頭で、参加者は祝杯をあげた。

 続いて商工連の梁守政会長、女性同盟の金一順委員長、平和統一協会の李鍾活会長、総聯東京・台東支部の宋岩佑委員長、朝青中央の趙善吾副委員長がそれぞれスピーチした。

 また東京、北関東朝鮮歌舞団、金剛山歌劇団のメンバーらによる小公演も行われ、会場は祝賀ムードに包まれた。人気歌手らによる民謡メドレーでは踊りの輪が広がった。最後は、参加者全員が統一を願う「われらの願い」「朝鮮は一つ」を合唱。拍手と万歳の声が響くなか、集会は幕を閉じた。

インターハイ重量挙げ、ダブル優勝へ/北海道朝高2選手、道予選突破

 ウエイトリフティングのインターハイ北海道予選(札幌西区体育館)で10日、北海道朝高3年の朴徳貴(105キロ級)、「良哲(94キロ級)がダブル優勝し、8月に岐阜で行われるインターハイ出場を決めた。

 朴は会新記録で優勝し、昨年の選抜、インターハイ、そして今年の選抜に続く全国4冠へ好スタートを切った。「今度は単なる優勝でなく高校新のおまけをつけたい」と意気込む。 

  一方、「も自己新記録を更新。春の選抜では3位だったが、朴と共にインターハイでのダブル優勝を狙う。

懸案解決に肯定的影響/米経済制裁の一部緩和に対し、朝鮮外務省代弁人言明

 平壌21日発朝鮮中央通信によると、朝鮮の外務省スポークスマンは米政府が対朝鮮経済制裁の一部緩和の施行措置を発表(19日)したことと関連し、20日、朝鮮中央通信社記者の質問に答え、「朝米間で論議されているワシントン高位級会談をはじめとする懸案の問題解決に肯定的な影響を与えるだろう」と語った。また、朝鮮が昨年9月に表明している衛星ロケット打ち上げの凍結措置についても「高位級会談開催の準備が続けられている限り、打ち上げ中止措置は依然として有効」と指摘した。

過去50年にない異常高温/平壌、沙里院、海州など


  朝鮮で干ばつと高温が続いているとの報道が相次いでいる。平壌20日発朝鮮中央通信は、5月中旬から朝鮮の各地方で続く干ばつと異常高温現象は「過去50年になかったこと」と指摘し、「この現象は今後も当分の間続くことが予測される」と深刻さを訴えた。

 これによると、海州(黄海南道)、沙里院(黄海北道)地方では5月中旬から、平壌、南浦、開城地方では5月20日から雨がほとんど降っていない。
干ばつの被害を受けた南浦
市千里馬区域・古倉協同農
場のトウモロコシ
(朝鮮中央通信=朝鮮通信・電送)

 また17日の最高気温は平壌で平年より8度高い35度、新義州で同10度高い36度、平城で同8度高い35度で、観測史上最高を記録した。

河野外相、朝・日国交正常化会談早期開催に意欲

 報道によると、河野外相は20日午後の記者会見で、延期されている朝・日国交正常化交渉について「初めて金正日総書記に日本のメッセージが届いたことが確認できた。最近の北朝鮮の報道を見ても、交渉の扉は開いている(19日の朝鮮中央通信)と言っているので、日本も早期に交渉に臨む気持ちはある」と述べ、本会談を早期に再開する意向を示した。

          

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