健康ワンポイントレッスン

自宅でできるエアロビクス
効率よく脂肪を燃焼


長時間続けられ持久力つく/ワン、ツーで力入れリズミカルに

 「美容、健康に良く、ストレス解消にもなる」――と、注目を集めているエアロビクス。近年、同胞社会の中でも、サークル活動の一つとして取り上げられている。5年前からエアロビクスを始め、今月20日からは京都朝鮮第1初級学校で月2回運営される、エアロビクス教室の講師を務める金志浩さん(会社員、30)に、自宅でできる初心者向けのエクササイズなどについて語ってもらった。

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 エアロビクスには、体操、ダンス、マラソンの要素が含まれている。筋肉の中で糖質や脂肪が酸素によって分解されて、エネルギーが生み出される有酸素運動なので、長時間続けられ、持久力がつくとともに、効率よく脂肪を燃やすことができる。

 減量のために食事を制限する話をよく耳にするが、これだけだと除脂肪組織の機能を低下させ、倦怠感や無気力感に襲われて疲れやすくなり、不健康な状態になってしまう。理想的な減量の仕方は、バランスのとれた食生活と適切な運動。つまり減食と効果的な運動を生活の中に取り入れるのが一番よい。

 体内の脂肪を運動によって燃やすためには、少なくとも毎日、20分程度の運動を継続しなければならない。脂肪が分解されるためには酸素が必要なので、エアロビはお勧めの運動の1つだ。

 では、エクササイズに入ろう。

 音楽(リズム)に合わせてスタジオで行うのが好ましいが、今回は自宅でできるプログラム。振動で他の人に迷惑がかかるようなら、風呂場で行うのがよい。案外、振動を押さえることができる。音楽はテンポのいい、ビートがはっきりとしているのがよい。

 まずは軽いウォーキング運動から。手を振りながら、 ワン、ツー、ワン、ツー」と左右のももを90度まで上げる。上げきる直前(ツー)に力を入れるのがコツ。1〜2分続ける(以下の運動は1項目2〜3分)。

 次は柔軟。足を肩幅より少し広めに開き、腰を下ろした体勢(写真(1))から、スクワットをするような要領で立ち上がる(写真(2))。腰を下ろした時、ヒップを内に入れると、太ももからヒップにかけての筋肉が働き、ヒップアップの効果がある。

 次はバストアップ。写真(3)から写真(4)のように、広げた両肘を背中につける。写真(5)から写真(6)のように上に上げた手を前方にもってくるのもある。いずれもリズムに合わせて「ツー」の寸前で力を入れ、リズミカルに行いたい。

 次はウォーキングの応用。腕立て伏せを取り入れた写真(7)から写真(8)や、写真(9)から写真(10)がある。写真(11)は両手を上下に振ればよい。表情は明るく楽しく進めよう。

 最後はブイ(V)ステップ。図(1)から図(3)のように、左足、右足を出し、元に戻る。1歩ずつアクセントをつける。右足からでもかまわない。慣れたら前方ではなく、逆ブイ(V)で後方に出てみよう。

 これらの運動でざっと20分。脂肪が燃焼し始めるのはこれからなので、もうワンレッスン。近所のスポーツジムでワンレッスン(費用は2〜3000円程度)受けて、自宅でやるのもよいでしょう。  (羅基哲記者)


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