朝・日会談再開、南北最高位級会談の開催

今が最大のチャンス!


村山元首相招き講演会
最初に「友好の船」出した新潟の市民/友好盛り上げへイベント

 新潟の日本市民らが11日、昨年12月に日本政党代表団団長として訪朝した村山富市元首相を招き、「朝鮮民主主義人民共和国を訪問して」と題する講演会を開いた(新潟市内の東映ホテル)。各界から400人が集まった講演会は、朝・日国交正常化の促進、南北最高位級会談の成功を願ったもので、市民レベルの日朝友好をさらに進めるための取り組みだった。

帰国船受け入れた地から

 講演後、村山元首相は、「新潟の皆さんは日朝の国交を実現するための中心的な役割を果たされている。(国会議員)引退後も、新潟のような取り組みがあれば、あっちこっちへ話しに出かけたい」と意欲を示した。訪朝後、国会議員による「日朝友好議員連盟」を結成するなど、「国交正常化のための国民的な世論作り」(議員連盟の結成総会で)の必要性を訴えてきた村山氏だけに、地方の前向きな取り組みに感慨深い様子だった。

 新潟は、祖国への帰国を望む在日同胞の願いをくみ、帰国船を最初に受け入れた土地だ。朝・日国交正常化交渉再開の「扉を開いた」村山氏を講演者に選んだのも、「日朝友好の扉を新潟の地から」(県帰国協力会・渡部重雄会長、88)との思いからだった。

 

 

(講演後の懇親会も大盛況だった)


 講演会の事務局を務めた高野秀男さん(48)は、「今後も様々なイベントで一般の人が関われる友好運動を盛り上げていきたい」と話していた。 (張慧純記者、関連記事

【お知らせ】

 「万景峰92」号の運航は21日(日)新潟入港、22日(月)出港に変更されました。

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