行ってみませんか

都立東京港野鳥公園


  飛び交う飛行機と幹線道路を走る大型トラックの喧騒のなかに突如現れる自然林。野鳥公園は、羽田空港に近い大井ふ頭の埋め立て地にある。

 この地域は卸売市場用地として1965年頃から埋め立てが始まったが、交渉が難航している間に水たまりや原っぱができ、野鳥の生息地となった。その後、地元住民や日本野鳥の会などの団体が都に公園の設置を要望、運動を続けた結果、開園した。広大な園内には大井ふ頭で確認されている200種類を超える野鳥のうち、191種類の生息が記録されている。整備された施設内では、レンジャーが野鳥の世界への道先案内人となってくれる。また、農村をモデルにした自然生態園には田んぼや畑があり、小川も流れているので、お弁当を持ってピクニック気分で出かけてみては。米づくりや、普段は入ることのできない保護区の観察(要予約)など、各種行事も盛りだくさん。これからはシギやチドリがやってくるという。 (花)

●アクセス/JR浜松町駅からモノレールで「流通センター」下車15分

●開園時間/2月〜10月―午前9時から午後5時、11月〜1月―午前9時〜午後4時30分まで(入園は閉園時間30分前まで)

●入園料/大人300円、中学生150円

●休園日/毎週月曜日(月曜が休日または都民の日の場合はその翌日が休園)と年末年始

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