行ってみませんか
仙台・西公園の朝鮮梅
これからが見頃
宮城県仙台市の西部、西公園にある臥竜梅(がりゅうばい)、通称「朝鮮梅」。幹が地にはうように曲がっている姿が、竜が臥している姿を思わせることから、臥竜梅と呼ばれる。花の色は白。 この梅は別名、朝鮮梅とも呼ばれる。仙台藩祖、伊達政宗が豊臣秀吉の朝鮮侵略(1592年)に荷担した際、惨敗を喫しながらもその悔しさから梅の木を朝鮮から持ってきたとされる。そのため、朝鮮梅と呼ぶ。仙台城内に植えられていたが、明治維新後、西公園に移植されたと伝えられる。樹齢は約200年。75年、仙台市指定の保存樹木となった。 朝鮮梅は、あと2ヵ所に植えられている。日本3景の1つ、松島の瑞巌寺(ずいがんじ)本堂前に根付いているのが1つ。松島町指定の保存樹木だ。一方、国の天然記念物に指定されているもう1つの朝鮮梅は、仙台市東部の宮城刑務所内にある。 見頃は4月中旬。西公園へは、JR仙台駅から車で約10分。瑞巌寺は、仙台駅から仙石線で約20分、松島海岸駅下車。宮城刑務所はちょっと遠慮しておこう。(基) |