50年の歴史を振り返る/愛知第1、2、3初級で


 4月に愛知朝鮮第1、第2、第3初級学校が統合され、新たに名古屋朝鮮初級学校が開校することと関連して、3校で19日、記念式典および宴会がそれぞれ催された。

 愛知第3初級で行われた集いには、卒業生をはじめ600余人を超える同胞らが集まった。

 集いでは、在校生、卒業生、オモニ会、教職員らによる歌と踊り、安聖友マジックショーが披露された。また、歴代の校長、オモニ会会長らが紹介され、50年の歴史を振り返った。

 南区の弥次ヱトンネに住む金弥善さん(80)は、「昔を思い出せば涙しか出てこない」と述べながら、「これで民族教育の火が消えたわけではない。新たに出発する学校を思えば、逆に力が沸く」と語っていた。

 2年間、アボジ会会長を務めた李太一さん(45)は、「学校を統合するのは、よりよい教育を実施するための措置だ」と話した。

 この日、同校の記録写真集(実行委発行)と、オモニ、卒業生、教職員らが執筆した随筆、詩をまとめた記念文集(オモニ会発行)が参加者に配布された。

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