行ってみませんか
清水寺(京都市 東山区)
33年ぶりに秘仏本尊公開
春ももうそこまで来ている。と言えば、足を運びたくなるのが、歴史的に朝鮮文化との関係が深い京都。現代でも、清水寺などで日朝交流のイベントなどが開かれている。その清水寺(京都市東山区)では今年、33年ぶりに秘仏の本尊・十一面千手(せんじゅ)観音像を開帳している。
御開帳とは、寺院において普段は厨子(ずし)の中に安置されている秘仏を、特定の期間、厨子の扉を開いて一般の人々に拝観してもらい、得度・成仏の因縁を結ぶ行事だ。御開扉(かいひ)とも言う。
十一面千手観音像は、観音菩薩が衆生の身の上に応じて三十三身に変化して救済されると説かれる「観音経」の教えに基づき、33年ごとに開帳される習わしになっている。その見事さに思わず時間も忘れて佇んでしまう。期間は3月3日から12月3日まで。
青い龍が練り歩く「青龍会」など、年間を通じてイベントも盛り沢山だ。
有名な清水の舞台、十一重石層塔、仁王門など見所はいっぱい。清水焼のお店が並ぶ坂をぶらぶら散歩しながら歩くのもおつ。 (聖)
●拝観時間/午前6時〜午後6時(通年)●拝観料/大人300円、小人200円(本堂内々陣拝観料は別途100円必要)。夜の特別拝観もあるので詳しくは問い合わせを●所在地/京都市東山区清水1丁目(TEL 075・551・1234)