東京朝高出身のプロボクシング東洋太平洋スーパーフライ級チャンピオン、洪昌守選手（２５）と父親の洪炳允さん（６２）は６日、東京・千代田区の朝鮮会館を訪れ、総聯中央の徐萬述第１副議長と許宗萬責任副議長、権淳徽副議長らと会った。
洪選手は８月２７日、世界タイトルに初挑戦することが決定している。徐第１副議長は「気迫と闘志で勝利し、世界チャンピオンになるよう期待している」と励ました。
大阪府下の朝鮮学校で、地域に初めて学校を開放した堺朝鮮初級学校の公開授業が１０回を迎えた。毎年欠かさず行われているもの。５日に同校で行われた１０回目の公開授業（主催＝「堺ハッキョの会」など４団体による実行委員会）には日本の教育行政関係者ら７０余人が参加し、理解を深めた。
公開授業では児童らによる公演や、「民族教育を受けて」と題する記念講演が行われた。講演では東洋太平洋スーパーフライ級チャンピオンの洪昌守さんと大阪大学の蔡徳七助手が、自分の実体験を語りながら、民族教育の大切さを訴えた。
同校教育会の洪性元会長は「小さな学校だが、同胞達の拠点はどんな事があっても守っていかなければならない。様々な人と力を合わせて学校を守っていきたい」と抱負を語っていた。
日本人行方不明者調査開始、朝鮮赤十字会が通知
平壌１０日発朝鮮中央通信は、昨年１２月の朝・日赤十字会談で合意した日本人および朝鮮人行方不明者の調査について、「共和国赤十字会中央委員会は、各道、市、郡などの傘下支部に、日本側が提起した『行方不明者』の調査再開に関する通知文を送り、権能ある該当機関でも自らの正常な方法に沿って調査を始めた」と報じた。報道は「私たちは、私たちなりに調査するだろう」としながら、最近発覚した新潟少女監禁事件に言及し、「日本国内でも『行方不明者』に対する調査をより徹底的に行うべきだ」と強調した。
｢赤軍派追放｣は｢内政干渉｣、人権協会スポークスマン
朝鮮の人権研究協会スポークスマンは８日、談話を発表し、米国が「テロ支援国リスト」から朝鮮を除外する条件の１つとして「元赤軍派メンバー」の国外追放を要求していることに対し、「内政に対する重大な干渉」と批判した。
談話は、「政治亡命してきた日本『赤軍派メンバー』を保護するのは、国際法的に公認された主権国家の合法的権利であり、誰も干渉できない」と主張。朝米高官協議が開かれている時期の追放要求は、「米国が真に朝米間の関係改善を望まず、反共和国敵視政策に頼っている明白な証拠」と指摘した。
（朝鮮通信）
ハンナラ党脱党者ら民主国民党結成
南朝鮮の野党ハンナラ党脱退者らによる新党「民主国民党」（民国党）が８日、ソウル市内で結党大会を開き、趙淳・前ハンナラ党名誉総裁を代表に選出した。この結果、４月の総選挙は、与党新千年民主党、連立解消を宣言した自民連、ハンナラ党の既成３政党に民国党が加わった争いになり、地盤が競合するハンナラ党が痛手を被ると見られる。
１０人の現職議員が参加した民国党は、ハンナラ党の公認作業に反発した重鎮議員らが中心になって設立した新党で、「反金大中大統領・反李会昌ハンナラ党総裁」を掲げている。
中国外務省の朱邦造・報道局長は９日、朝鮮の白南淳外相が１８〜２２日、唐家※（※＝王偏に施）外相の招きで中国を公式訪問すると発表した。昨年１０月には唐外相が中国外相として８年ぶりに訪朝し、先日は金正日総書記が平壌の中国大使館を訪問するなど、朝中関係は活発化している。
カナダ非公式訪問
カナダ外務省スポークスマンは８日、朝鮮の外務省局長ら政府当局者一行が２〜７日、オタワなどを非公式に訪問していたことを明らかにした。
同スポークスマンは、朝鮮当局者のカナダ訪問は昨年１２月のカナダ外務省当局者の訪朝を受けたものだと述べ、いずれの訪問でも非公式の協議が行われたと明らかにした。
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