ニュースPICK-UP

口・宇部小野田支部事務所新築
「同胞の家」をコンセプトに

京同胞ファミリー卓球、190人が参加
老若男女、楽しくプレー

鮮が香港に総領事館

安法」違反で訪北人士に懲役刑

害者雇用に支援策

政府代表団訪朝へ
人道支援も決定


山口・宇部小野田支部事務所新築
「同胞の家」をコンセプトに

 総聯山口・宇部小野田支部の事務所が移転、新築された。13日に行われた竣工式には、総聯中央の徐萬述第1副議長、地域同胞や日本の市民350余人が参加した。

 宇部市助田町の423坪の敷地に、2億4000万円の予算で建てられた会館は、床面積168坪の2階建てで、40台を収容できる駐車場がある。会館の1階には事務所や応接室があり、2階の講堂には、1000インチの大型スクリーン、各種映像を上映できるプロジェクター、通信カラオケ設備を設置。焼肉ができるテラスもあり、日当たりの一番いいスペースには、1世のための畳部屋が設置された。「事務所を同胞らが自由に使える『家』にしよう」をコンセプトに、設計の細部に建設委員らの工夫がこらされている。

 会館を見学した同胞らは「結婚式やディナーショーもできる」などと喜びを語っていたが、中でも建設委員会の鄭柱完委員長(64)は「同胞が常に出入りし、活気づく場になれば」と感慨深げだった。

東京同胞ファミリー卓球、190人が参加
老若男女、楽しくプレー

 毎年この時期、家族で楽しめるスポーツイベントとして定着しつつある第4回東京同胞ファミリー卓球大会(主催=在日本朝鮮人東京都卓球協会)が11日、東京・港区で開かれ、6歳から72歳まで老若男女の同胞、愛好家ら約190人が、和気あいあいとした雰囲気の中でプレーを楽しんだ。

 大会では、8チームが出場した学校対抗団体戦、シニアの個人戦、朝鮮中級部1、2年生の新人戦、初級部児童の団体戦・ダブルスが行われた。初級部児童の競技は今回初めて行われ、参加した初級部児童には卓球のラケットがプレゼントされた。

朝鮮が香港に総領事館

 報道によると朝鮮が16日、香港総領事館を開設した。領事館は、アジア経済の主要な中継地で、国際金融センターとしても発展する香港と、昨年末に中国へ返還されたマカオを管轄する。

「保安法」違反で訪北人士に懲役刑

 昨年8月、汎民族統一大祝典に参加するため平壌を訪問して南へ帰り、「国家保安法」違反の罪に問われていた各団体代表らに対してソウル地裁が15日、懲役など実刑判決を言い渡した。祖国統一汎民族連合(汎民連)南側本部の羅昌淳顧問ら2人が懲役2年6ヵ月資格停止2年、祖国統一汎民族青年学生連合(汎青学連)南側本部、「韓国大学総学生連合(韓総連)」代表として訪北した黄ヘロさん(当時延世大4年)が懲役2年6ヵ月、民主主義民族統一全国連合の姜亨求副代弁人ら3人が懲役2年6ヵ月執行猶予3年。

 これを伝えた朝鮮中央通信は、「南朝鮮当局は判決文で、彼らが誰かの指令によって秘密入北したなどと荒唐無稽な罪を着せ、懲役刑を下す暴挙を敢行することで、全同胞の統一念願を踏みにじり、自らが統一への道を妨げようとする民族の敵だということを露にした」と指摘した。

障害者雇用に支援策

 「韓国障害者雇用促進公団」は16日、障害者を義務的に雇用している社員300人以上の事業所に対し、3億ウォン(約3000万円)を上限に、年利3%据えおきで資金を融資することを決めた。障害者の雇用施設の運営や管理に必要な経費が対象で、5年以内の分割返済が条件。

 また、社員の7割以上が障害者の場合、その事業主に対しては1億ウォン(約1000万円)を限度に、通勤費用または作業施設の購入代金を無償で支援することにした。

豪政府代表団訪朝へ
人道支援も決定


 報道によると、オーストラリアのダウナー外相は17日、同国政府が朝鮮の人道支援のために600万豪ドル(約4億5000万円)を支出することを決め、これと関連して4人からなる政府代表団が近く朝鮮を公式訪問すると述べた。政府代表団の公式訪問が実現すれば25年ぶり。