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同胞による同胞のための介護支援施設、ハートフル東大阪オープン
体育交流を活発に/朝・日体育人新春懇親会
関係発展に「新しい扉」/朝・ロ条約調印、ロ外相が記者会見
中国からの支援物資の納入完了
同胞による同胞のための介護支援施設、ハートフル東大阪オープン
介護保険制度の4月からの実施を前に、在日同胞による在日同胞高齢者のための介護支援施設、「ハートフル東大阪」(東大阪市)がオープンした。
大阪府指定事業者である同センターは (1)居宅介護支援事業(介護に関する相談・申請の代行や事業者との連絡調整・施設入所の紹介、介護サービス計画の作成など) (2)訪問介護(家庭に、食事や排泄などの介助介護全般を手伝うヘルパー派遣)を行う。現在、4人のケアマネージャー(介護支援専門員)、8人のホームヘルパーがおり、半数が同胞だ。
1月31日、事務所で開かれた発足記念パーティーで申万洙代表は、「少なくない1世同胞が(介護保険の申請などで)日本語が分からず苦労している。昨年10月から訪問調査活動を始めたが、劣悪な生活環境に置かれた1人暮らしの同胞高齢者が多いことに衝撃を受けた。1世同胞の生活習慣に合わせて生活環境の改善を手助けしようとセンターを設立した」と述べた。
ハートフル東大阪 TEL 06・6784・3241
東京朝高で企業説明会/貿易、服飾が人気
今春、東京朝鮮中高級学校を卒業する高級部生徒たちを対象にした同胞企業就職説明会が4日、同校で初めて行われた。
80人が参加した説明会には、大洋貿易株式会社、(株)叙々苑、(株)日成ストマック・トーキョー、東京ビジネス学院、(株)南海など6社が参加。会社関係者は、業務内容を説明した後、「意欲に満ち、向上心にあふれた人材が欲しい」とアピールした。
説明会は、朝銀や商工会などの求人が例年に比べて少ない一方、生徒たちの希望が多様化されていることに対応して、同校と東京同胞就職委員会が企画したもの。関東地方の同胞企業に協力を求めた結果、朝高卒業生を希望する企業を昨年に比べ2倍近く発掘した。
生徒たちのなかでは、貿易、服飾関係の人気が高いという。
体育交流を活発に/朝・日体育人新春懇親会
2000年度朝・日体育人新春懇親会が10日、東京の京王プラザホテルで行われた。在日本朝鮮人体育連合会(体連)が主催した懇親会には、日本オリンピック委員会(JOC)の八木祐四郎会長、日本サッカー協会の岡野俊一郎会長らが来賓として参加した。
主催者を代表してあいさつした体連の金露顕会長は、「スポーツ交流が活発になる時、平和の環境はより一層広がる」としながら、オリンピックの予選などで、朝・日間の交流を深めようと述べた。
岡野会長は、「スポーツは民族、言語、生活習慣、思想を越える。日朝間の友好と相互理解を深め、平和を促進したい」とのべた。
関係発展に「新しい扉」/朝・ロ条約調印、ロ外相が記者会見
平壌10日発朝鮮中央通信によると、ロシアのイーゴリ・イワノフ外相は9日、朝ロ友好善隣協力条約が調印されたことと関連し、平壌の万寿台議事堂で記者会見を行った。
イワノフ外相は、条約調印は両国の関係発展において新しい関係の扉を開くことになり、朝鮮半島と地域の安定に貢献するだろうと述べながら、「ロシアと朝鮮は関係を改善すべき部門が多く、この部門に力を入れなければならない」と強調した。(共同声明文)
中国からの支援物資の納入完了
11日発朝鮮中央通信は、昨年6月、中国政府が朝鮮に無償提供を決めた食糧15万トンとコークス40万トンが、2日までにすべて納入されたと報じた。
通信は、「中国政府は近年、一時的に困難な状態にある朝鮮に対し、数回にわたり食糧、原油などの支援物資を提供した。中国の党と政府が困難な時ほど助け合う朝中親善の伝統を発揮し、再び支援物資を提供してくれたことは、強盛大国建設のために力強くたたかう朝鮮人民を鼓舞する」と指摘した。
UNDPが農業支援
国連開発計画(UNDP)が朝鮮の農業部門の自然災害復旧に必要な設備を送った。11日、平壌で設備寄贈式が行われ、農業省の洪明烈副相をはじめ関係部門の活動家、デビット・モートン国連常駐調整者兼UNDP駐朝代表が参加した。
(朝鮮通信)