人生のパートナー探し/同胞結婚相談センターが手助け
昨年、225組ゴールイン
チョンシル・ホンシルシステム/月1回の紹介、会員数8700人
第1印象からよかった パーティーも好評
「人生のパートナー探し」は、じっとしていても始まらない。1994年3月に開設された同胞結婚相談中央センターと7つの地方センター・37の相談所では、これまで1389組のカップルをゴールインさせた。昨年、全国をオンラインで結んだチョンシル・ホンシルシステムを導入。見合い件数は、前年度と比べて30%増となった。また、全国12ヵ所に設置されたテレビ電話による見合い、月1〜2回ペースで催される出逢いのパーティーも好評で、昨年ゴールインしたカップルは225組に達した。
遠距離もテレビ電話で
チョンシル・ホンシルシステムは、8ヵ所の各センターと兵庫、京都の相談所をオンラインで結び、ふさわしい相手を全国からマッチング、そのプロフィールと写真をすぐ、画面に呼び出すことができる。会員数は現在、約8700人だ。
「その場ですぐに相手を選べることから、交際率は開設当初より高まっています。利用者は2、30代に限らず、50代の男性と40代の女性が結ばれたこともあります」と、中央センターの李洋成事務局長は語る。
センターに足を運ぶことができなくても、原則として会員の元には2、3ヵ月に1回、写真入りの紹介カードが送られてくる。
昨年の見合いは2143件にのぼり、うち672組が交際に至った。
「希望にぴったりなのでぜひ会いたいが遠距離なので…」という人もいる。そこで好評なのがテレビ電話による見合いだ。
東京に住む朴吉浩さん(仮名=35)は、東北の女性と、テレビ電話を通じて見合いをした。「当初は、テレビ電話での見合いなんて…と抵抗感がありました。しかし、スタッフが話の進め方など親身になってアドバイスしてくれ、気軽に、リーズナブルに、出逢いのきっかけをつくることができました」と言う。
小人数パーティーも
「優しいし、一緒にいて落ち着くから」(金星一さん、仮名=35)、「話題が合うし、第一印象からこの人だと思っていました」(朴美里さん、仮名=33)
結婚を決めた理由について語る2人は、遠距離ながら、9ヵ月の交際期間を経て、昨年秋にゴールインした。初めての出逢いは、一昨年末に東京で行われた出逢いのパーティーだった。
日本学校と朝鮮学校出身、育った環境は違うが、「同胞同士、手を取り合って明るい家庭を築いていきたい」と口をそろえる。
出逢いのパーティーはこれまで124回催され、延べ5882人が参加した。今年は2月初現在ですでに、全国11ヵ所での日程が決まっている。また、会員だけの少人数によるパーティーなど、ニーズにあったイベントも随時催される。 (羅基哲記者)
入会、資料請求などの問い合わせ=同胞結婚相談中央センター (TEL 03・3818・7001)および地方センター、各相談所。ホームページ=http://www.kyoron.net |