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中大阪初中チャリティーマジックショー

 「中大阪朝鮮初中級学校(兪基奉校長)チャリティーマジックショー」が20日、大阪市・森之宮ピロティーホールで行われ、1000余人の同胞が同胞マジシャン・安聖友さんの華麗な技を楽しんだ。

 今回の公演は、同校理事会を中心としたチャリティー実行委員会が初めて企画したもの。第14期卒業生で、現在2人の子供を同校に通わせている安聖友さん(41)に出演を依頼、本人が快諾して実現の運びとなった。公演の収益金は同校の運営費にあてられる。

 また理事会では「子供たちに夢を与えたい」と、同日昼に同校の幼稚班から中級部までの全校児童・生徒と、初級部4年生から中級部3年生までの大阪府下の朝鮮学校(東大阪朝鮮中級学校を除く11校)児童・生徒合わせて900余人のための招待公演も催した。あっと驚くマジックに子供たちは大感激。「ウリハッキョのみんなの前に立つ時が1番うれしい」と語る安さんに、会場からは大きな拍手が寄せられた。

朝鮮舞踊「歳月」公演スタート

 日本全国の朝鮮舞踊愛好家による舞踊組曲「歳月」の公演が24日、大阪を皮切りにスタートした。

 大阪国際交流センターホール(大阪市)で昼、夜にかけて行われた公演には東京、神奈川、西東京、東海、京都、大阪、兵庫における在日本朝鮮文学芸術家同盟(文芸同)の各支部舞踊部のメンバーと、近畿地方の朝鮮学校生徒ら約200人が出演、2000人が観覧した。

 舞台では高句麗・高麗時代の「袖の舞」、「朝天舞」(写真)、「牙拍の舞」、李朝時代の「スルチマの舞」など各時代の代表作で朝鮮舞踊の歴史が綴られ、解放後に朝鮮で創作され、現在も親しまれている「春のおとずれ」、「手鼓の踊り」も披露された。公演は名古屋(2001年2月4日)、東京(2001年3月20日)と続く。

「主敵」規定撤回を/北南軍事実務会談

 6・15北南共同宣言の履行を軍事的に保障するための第3回北南軍事実務会談が21日、板門店北側地域の統一閣で開かれ、兪英哲大佐を団長とする北側軍事実務代表団と金ギョンドク准将を団長とする南側軍事実務代表団が参加した。

 北側団長は、軍事実務会談を成功裏に進めるためには対決観念を一掃し、相手側を脅かす一切の軍事行動を慎むべきだと強調。この原則が順守されてこそ6・15共同宣言の履行を軍事的に保障できると述べた。続いて、委任により強く警告するとして、南の国防部が4日、「2000年国防白書」で北側を「主敵」と規定したことは、北南合意に対する露骨な背信、耐え難い挑戦であると抗議し、南側が反民族的な「主敵」規定を1日も早く撤回するよう強く求めた。(朝鮮通信)

日朝国交正常化を/船橋市議会、政府に意見書

 千葉県の船橋市議会が22日、朝鮮民主主義人民共和国との国交樹立実現に関する意見書を採択し、内閣総理大臣と外務大臣にそれぞれ提出した。

 意見書は、「ら致疑惑」解明を国交樹立の前提にする主張も一部に見られるが、外交的な問題が残っていることを前提条件とはせずに、国交樹立をより優先すべきであると指摘し、国交を結ぶ目的で話し合いを進めることが問題解決により有効であるとしながら、政府が朝鮮と早期に国交樹立を実現するよう強く要望している。

 一方、同県の佐倉市議会でも6月に意見書を採択している。

「つくる会」教科書に非難/歴史研究者60人がアピール

 「新しい教科書をつくる会」のメンバーが作成した歴史教科書をめぐり、網野善彦、中塚明氏など歴史研究者、教育者ら60人が5日、アピールを発表。日本政府が史実をゆがめたこの教科書を公許し、子供たちの歴史教育に供することは、「敗戦に至る独占的な歴史教育の復活に道を開くこと」と警鐘をならした。

 アピールでは、とくに記紀神話を歴史的な事実であるかのように記述したり、アジアの国々を侵略した「大東亜戦争」をアジア解放のための戦争と正当化している点に憂慮を表明。「つくる会」の教科書はアジアの世論に挑戦するものだと非難した。アピールは来年1月をめどにさらに賛同者を募る。

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