金剛山歌劇団のソウル公演

民族教育のすばらしさを誇示

南の人々に大きな反響


 金剛山歌劇団が15日から17日にかけて、ソウルで4回にわたって初めて公演し、南の人々に大きな感銘を与えた。初めて接する在日同胞の芸術団にどのような思いを抱いたのか。感想をひろった。

「文化守る総聯」称える

 「金剛山歌劇団は総聯の芸術団ということで、格別な関心があった。総聯は日本にいながらも民族の文化を守っているという印象を受けた。これはたいへん立派なことだ」(黄仁求、KBS映像制作局次長)
 
 「共感できる部分が多い。血は水よりも濃いと感じた。音楽と歌詞、演技、すべて調和がとれている。とくに舞踊『鳳仙花』がよかった。芸術的にたいへん高い水準で、おおいに感動した」(鄭ビョンホ、中央大学校名誉教授)

 「歌と楽器、踊りが一体化した民族芸術の真髄を見たようだ。民族全体が互いに理解し和合することが、統一にとって大切だ。そのためにも民間次元で芸術交流をすることが重要になる。音楽の根本は和解だ。今回の公演も南北の和解に大きく寄与したと確信する」(黄秉冀、梨花女子大学校音楽科教授)

 「あまりの美しさに涙が出てとまらなかった。立派な公演をした若者たちを抱きしめてあげたい。舞踊の旋律が美しい。とくに『チャンゴの舞』に感動を受けた。やはり同じ民族であることを実感した」(洪成徳、ソラボル国楽芸術団団長)

 「南で失われつつある伝統、古典芸能を現代的に脚色して保存していることに感謝する。私たちが力を合わせれば世界的な芸術家を多く輩出できる」(リ・カジャ、美容師)

 「民族の伝統的な情緒と人間の内面を感動的に表現した。日本で民族教育が行われていることはたいへん望ましいことだ」(キム・ヒョンウク、自民連事務総長、前国会議員)

 「一つ一つの動作に迫力があり、新鮮な感じを受けた。在日同胞がこのように民族を守っていることは立派だ。引き続き民族芸術を発展させていってほしい」(李祐漢、43歳)

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