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2・16芸術賞受賞記念/玄慶恵、宋栄淑リサイタル
金剛山歌劇団のヘグム奏者・玄慶恵さん(28)と、舞踊手・宋栄淑さん(25)の2・16芸術賞受賞記念ジョイントリサイタルが11月27日、東京・練馬区の練馬文化センター小ホールで行われ、400余人の在日同胞、日本市民が観覧した。 今年、玄さんが民族器楽部門で3位、宋さんが舞踊部門で2位となった2・16芸術賞は、朝鮮でもっとも権威ある芸術コンクール。毎年、民族器楽、洋楽器、声楽(民族声楽、クラシック)、舞踊の4部門で4ヵ月にわたって3次におよぶ予選と本選が行われる(金剛山歌劇団からは過去に舞踊、声楽、民族器楽の各部門で7人の入賞者が出ている)。 リサイタルでは入賞作品である「祖国の愛は暖かい」(ヘグム独奏)、「長剣の舞」(独舞)のほか、この日のために創作されたヘグム独奏と独舞のための作品「キンアリラン」などが披露された。 「プライドに感銘」/米の高校生記者、東京中高を取材 子供たちが取材した記事を大人向けの各種メディアに配信するというユニークな活動を行う国際的なNPO、「チルドレンズ・エクスプレス」(CE、本部=米・ワシントンD.C)の米国人高校生記者3人が11月25日、東京・北区の東京朝鮮中高級学校を訪れ、学校の様子や生徒を取材した。 3人は授業の様子など校内を見学した後、中・高級部生徒6人に直接話を聞いた。米国人高校生の「なぜ朝鮮学校を選んだのか」「朝鮮学校が日本学校より制度的に不利な点は」「日本人の友だちはいるのか」などの質問に、朝中・高生らは時には英語も交えて真剣かつ丁寧に答えていた。 3人のうち、リーダー格のレイチェルさん(17)は「朝鮮人としてのプライドを大切にする生き方に感銘を受けた。朝鮮学校の大切さがよく分かった」、また唯一の男子、フランクリン君(16)は「彼らはクール(かっこいい)。目に見える差別は減ったが見えない差別があるという話が印象に残った。僕も黒人だからよく分かる」と感想を語った。 離散家族が再会/平壌とソウルで第2回訪問団交換 【平壌、ソウル発=本社記者取材団】北南の離散家族、親戚の第二回相互訪問が11月30日から2泊3日の日程でソウルと平壌で行われた。8月の第1回同様、北と南から100人規模の訪問団がそれぞれ構成され、30日の午前、南側訪問団(団長=奉斗玩・大韓赤十字社副総裁)を乗せた大韓航空機が平壌飛行場に、続いて北側代表団(団長=張在彦・朝鮮赤十字会中央委員会委員長)を乗せた同機がソウルの金浦空港に到着した。午後には、平壌の高麗ホテルとソウルのロッテホテルで訪問団と肉親の感激的な対面が行われた。 平壌で半世紀ぶりにアボジのホン・デジュンさん(79)との再会を果たしたヒョンジュさん(54、黄海南道信川郡在住)は、「短い余生でもいい。これからはアボジと一緒に暮らしたい。すべての同胞が一緒に暮らすためにも北と南が自らの力で統一を実現しなければ」と強調していた。 国防相会談の合意履行を/第1回北南軍事実務会談 北南国防相会談の合意に基づき、北と南を結ぶ鉄道および道路事業と関連した第1回北南軍事実務会談が11月28日、板門店北側地域の統一閣で行われ、人民武力部の兪英哲大佐を団長とする北側軍事実務代表団と国防部の金ギョンドク准将を団長とする南側軍事実務代表団が参加した。 北側団長はまず、朝鮮半島での軍事的緊張を緩和し、強固な平和を遂げるために共同で努力しようと北南国防相会談で合意したにもかかわらず、南側がそれを守っていないと指摘。双方が緊張を激化させる軍事的行動を取ってはならず、北南の交流・協力で提起される軍事的問題を信義を持って解決しなければならないと強調した。 会談で双方は、北と南を結ぶ鉄道と道路が通る非武装地帯の一定区域を北南管理区域にするための具体的な実務問題を討議し、次の会談を板門店南側地域で行うことにした。(朝鮮通信) |