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来年こそ「花園」へ

東京朝高ラグビー部の健闘称える


 この秋、初の「花園」出場をかけた東京朝高ラグビー部の戦いが、在日同胞だけでなく、多くのファンの注目の的になった。

 今春の都大会で、東京朝高は名門・国学院久我山高に次ぐ2位となり、関東大会にも出場した。「全国大会」の、東京地区の出場枠は1つ。春に2位となった時点で、秋の第2地区予選Aシードを獲得し、公式戦参加が認められ7年目にして、初めて決勝へと進出した。

 公式戦の門戸が閉ざされていた時期、朝高の晴れの舞台は「中央大会」のみ。練習試合の相手さえ限られていた。それが熱心な指導と、同胞らの支援の高まりによって、地区の決勝までたどり着いた。

 しかし、対戦相手の東京高は、毎年のように地区の決勝に進む強豪。残念ながら朝高ラガーはまだ大舞台の経験にはとぼしかった。準決勝までの攻撃的タックルと、全員参加の継続ラグビーは、片りんをわずかに見せただけ。

 年明け早々には地区の新人戦も始まる。2年生以下の部員たちにとっては、新たな挑戦の始まりだ。

 私たちや同胞だけでなく、日本のラグビーファンも、君たちの活躍を期待している。(東京都江戸川区  金千里、東京朝高31期卒業)

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